児玉昌己研究室

内外の政治と日常について想うことのあれこれを綴ります。
コロナに向き合う医療スタッフを褒め称えよう 彼ら、彼女らは英雄だ

 今日4日、都内ではコロナの感染者は118人と3桁を記録した。

 テレビ朝日によると、赤坂署の女性捜査員が感染し、同僚署員70名余が職務停止と状態となり、警察署の業務遂行に著しい影響を与えている。コロナの脅威の前では、社会的立場、性別、職業に関係なく、だれが感染してもおかしくない状況だ。

 全国では昨日3日が300人を超え、4日の今日は368名が感染と発表。死者は累計で95。

 日ごとにそして、急速に増加している。

 あれほど報じられたクルーズ船の感染者が712名だったことを考えると、クルーズ船の感染者を除いた現在の数が3422。比較さえナンセンスになるほどである。

 首相は「ぎりぎり持ちこたえている」との鸚鵡返しの間に、医療崩壊の懸念も日ごとに高まっている。

 都も医師会は緊急事態宣言の発令を待っているが、この間、コロナウイルス治療の最前線にいる医師看護師を含め、医療従事者で、151人の感染が判明したと毎日は伝えている。

 保育所などでは、医療従事者に向けて、一部に心ない罵声が浴びせられるともいう。とんでもないことだ。

彼ら彼女らは感染の危険と隣り合わせで我々を日々救っている。

 危険を背負いつつ、日々格闘する医療従事者や関係者はすべて英雄だという認識をもとう。

 追記

 福岡市で新たに26人が感染、福岡市で1日で確認された感染者数としては最多。福岡県内の感染者の累計は146人。

 参考記事

 医療従事者151名の感染判明 毎日 4/4(土) 20:46配信

 参考ブログ

 2020.04.02 Thursday 世界での感染者82万人超、死者は4万人超 日本は1日で感染者は全国で266名、九州7県では100超 閣議はようやくマスク着用

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=4597

| 児玉昌己 | - | 22:24 | comments(0) | - |
世界での感染者82万人超、死者は4万人超 日本は1日で感染者は全国で266名、九州7県では100超 閣議はようやくマスク着用

1日は東京都で新たに66人の感染が確認、33の都道府県と空港の検疫で合わせて266人の感染発表。全国の1日当たりの感染数としては最多2日連続で200人超え。

福岡市は1日の感染者は計28人で、福岡県内の感染者は計51人。九州7県で計100人を超えた。

 脅威は経路不明の感染、福岡で急増 専門家「大幅拡大の懸念」西日本新聞 2020/4/2という状態 である。

日本での感染者は空港の検疫やチャーター機で帰国などを含めて2495人。

 このほかクルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて3207人。

 新型コロナウイルスの感染者は世界全体の累計で82万人超、死者は4万人超。世界177カ国・地域で米国が18万人超と世界最多、イタリア、スペインが続く。

ちなみに28日時点でのこのブログで使った数字は、世界の感染者数57万。死者数は2万。それが4月1日で時点では感染者は1.5倍、死者数は2万増えた。即ち倍増だ。わずか4日でである。

 追記

3月最終週になって閣議ではやっとマスク着用、座る椅子も間隔があけられた。TVメディアもNHKなど相前後して、番組で座席や立ち位置で間隔を開け始めた。総理と副総理も同席せずとなった。

 国民には警戒を呼び掛けつつも、庶民の買いだめを批判するものの、それまで政治権力の中枢と全国メディアは自身が全くの無感覚、無防備だったということだ。

 「3月にマスクの供給量は6億枚以上になる」 (安倍首相3月5日)と語ったが、どこのスーパーにも4月2日時点で並んでいない。責任を全く伴わない「要請」ばかりで言葉に全く重みがない。

 一世帯、布マスク2枚、ブラックジョークだ。首相は町内会長か、との声も耳にした。

 郵送費も莫大だし、配送先でトラブルも予想される。正規のスーパーに、大量に正規の不織布(ふしょくふ)品を正当に確保せよということだ。

 ちなみにWHOの資料では、「新型コロナウイルス感染症のヒトからヒトへの感染を防ぐ観点から、様々な看護状況において感染予防を考えた場合、布マスクは推奨しない」という記載もネットにある。

 それゆえ、政治の世界をだれも信用しなくなってきている。今のままなら来月も同じだろう。ただし感染者は今の状態では済まない。

 今日夕刻、共同通信によると、都内感染者は97。全国では3桁だが、明日はついに東京で一日三桁入りか、というほどにも、時間の問題だ。

 政治の要路、中枢にあるものは、対処基準はリーマンではないことを、そして、すべからく今は対コロナ戦争の戦時下だと世界の主要国の首脳は認識していることを理解すべきだ。

 わが国もすぐにその状況となると考えていただきたい。

 医療崩壊は、なんと感染患者を他から収容する拠点病院でその序章が始まっているようだが、これが大規模に進めば、同じ入院者でも、人工呼吸器の不足から、生かせるものと、そうでないものとの選別に至る。米やイタリアではすでに始まっている。

 人はコロナだけでなく、政治を呪うだろう。敬虔なカトリック国スペインは葬儀さえも禁止となった。

 時限立法で、マスクのみならず、喫緊の医療器具と薬剤について、目的を限定し、公的機関で一括調達し、医療機関そしてスーパーに卸す、転売禁止の範囲を広げるべき時だ。軽度と重度の患者を別々に収容するため、施設をすぐに拡充せよ。そのための政治権力である。

 参考ブログ

2020.03.29 Sunday 不満な首相記者会見 リーマンが対処の基準ではない、相手は、大量殺人をもたらすウイルス その抑止はどうするのか

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=4595

参考記事

米で人気急上昇、クオモ・ニューヨーク州知事がこの1カ月でやったこと。感染者76人で緊急事態宣言

ビジネスインサイダー 4/2() 8:10配信

感染者数については以下 2020/4/1 17:20

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/

 

| 児玉昌己 | - | 14:50 | comments(0) | - |
春来るも 心も暗く なりぬれて 桜も哀し コロナ禍の頃   海鳴庵児玉

4月入り 派遣切り、内定取り消し、倒産、そして入学式の中止とコロナ禍の急激な深まりで、心も暗い。それを詠む
 

春来るも 心も暗く なりぬれて 桜も哀し コロナ禍の頃(いま) 

              海鳴庵児玉

 

 

3月のブログアクセス

2020年 03月 合計:8121
| 児玉昌己 | - | 10:47 | comments(0) | - |
2020.03.29 Sunday 不満な首相記者会見 リーマンが対処の基準ではない、相手は、大量殺人をもたらすウイルス その抑止はどうするのか

  首相の記者会見を聞いていた。

 リーマンという語を何回口にしたことだろう。安倍首相は、「第2次大戦後最大の試練」(メルケル独首相)という事態に、依然として経済対策としてはリーマンが基準になっていて、ほとんど米の額から比べたら、お粗末なほどの、しかも未だ決まっていない経済対策を語るだけに終始している。

 全く事柄の本質が分かっていないことを知る。

 リーマンショックは、確かに世界経済と日本経済に巨大なマイナスを与えたが、本質は経済と金融危機であった。リーマンでは、全世界が国境を封鎖、制限しただろうか。

 もとよりこれは大きいことではあったが、コロナが世界に及ぼしている被害の甚大さはその比ではない。

 リーマンは大量失業と一部自殺者を生んだが、ヒトを無差別に殺すことはなかった。まして医療崩壊も、国境封鎖もたらしはしなかった。 

 この新種のコロナウイルスは、医療崩壊で、医師も看護師も、そして患者を物理的に殺す。

 実際、このウイルスの特性から、中国でも欧州でも医療関係者を巻き込む重大事案に発展している。

 そのことを首相は口にはされるが、残念ながら、本心から理解されているようには思えない。

 ちなみにこの疫病での28日時点での世界の感染者数57万。死者数は2万。イタリアだけで1万の死者を出している。中国は感染者8万1439、死者3300。ただし、無発症者の4万強算入していないということで、この数字は全く当てにはならない。

 その感染爆発が間近だという言う危機意識があれば、学校再開は即座に練り直しになるべきことだろう。

 実際、非常事態宣言発令となれば、学校の再開などその瞬間から、自動的に論外のこととなる。

 いずれにせよ、経済対策は当たり前として、教師の、生徒のマスクも確保せずに、どうして警戒せよと言えるのか。その感覚が不思議だ。

  国民に最大の警戒をお願いすると言いながら、では守るべき手段としての消毒液は、マスクは、医療現場での人工呼吸器は、特別の隔離病棟の病床数の確保は、またどの日程で増やしていくかという如く、課題は山積している。だが、まさに国民が求めるこの身近な問題に首相は具体的にはほとんど答えていない。

 NHKの報道ではわが国では在庫も含め、人工呼吸器はわずかに8800。チャールズ皇太子やジョンソン首相までが感染したイギリスは人口が日本の半分強の6500万で、8000台が稼働し、しかも3万台が不足しているという状況だ。

 中国とクルーズ船の感染が異常なことを知って、2か月もあったのにである。

 ただただ幸運に支えられた首相の希望的観測を基にするもので、もし現在感染爆発が起きたら、国民は何に直面するのか、これまでの準備状況とのギャップが大きすぎるのだ。

 まさにこの状況で済んでいるのは、奇跡的幸運としか言いようがない。マスクも菅官房長官は「一定期間かかる」という。まさに当事者というより、第3者的発言だ。戦争で言えば、総司令部の作戦部長に相当するものが、実に無責任である。弾の調達量への確たる情報なくしては、コロナ戦争への勝利などできない。

 この一定期間内にもし最悪の事態が進行すればどうなるのか。

 そのこと一つをとっても、そう言える。

 それが実に暗澹たる気分にさせることだった。

 江川紹子もイベント自粛に伴うカネの側面を質問していたが、医療崩壊の危険を指摘し、マスク等、感染拡大防止の具体的施策の問題を喚起すべきだったのだ。

 中国での、欧州での、米国での感染爆発という重大状況がゆえに大規模な経済対策が必要となる。逆に言えば、感染爆発さえ防ぎきれば、経済対策などおのずと、規模も期間も決定されてくるのだから。

 習近平の公式訪問に遠慮し、中国からの入国を開けたまま、危機には断固対処するとだけ語り、市民に感染の注意を喚起を呼びかけていた、そのパターンはここでも全く変わらない。

 例えば、治療薬としてのアビガンだ。中国はアビガンをすでに2か月ほど前に、日本に依頼して、患者に投与していた。今まで、他国がやっているその薬について、この間、治験さえやっていなかったのか、という想いだ。

 実に暗澹とする会見だった。

 それにしても25日夜の小池都知事の緊急会見での重大局面というアナウンスはよかった。

 あの呼びかけがあったから、今日の会見になったといえる。

 本来は首相がなすべきものだった。

 都知事の緊急会見がなければ、政府の弛緩した動きで、庶民は花見に大量に流れ、感染拡大の危険を広げていた可能性が大だ。後手の仲麻呂、丸投げの仲麻呂と風評は今も健在だ。

 ちなみに今日一日で感染者は全国で200名を超え、都内では都知事会見で不吉な数字として述べた41人から、63にまで増えている。 全体では国内感染者は1724人(クルーズ船除く)NHK2020年3月28日

 参考記事

<新型コロナ>中国 隠れ感染4.3万人 無症状を統計含めず 香港紙

| 児玉昌己 | - | 16:47 | comments(0) | - |
鷲江編著『EU欧州統合の現在』第4版2020年出る

恩師、故金丸輝男同志社大学法学部教授(元日本EU学会理事長)の下で刊行され、メンバーも入れ替わりつつ、爾来、33年(初版1987年)にわたり教科書として途絶えることなく出版されてきた下記の書。

 全面改訂第4版が出ました。お知らせします。

 なお、当初から参加した最古参の1人で、「欧州議会」と「EU拡大」の2か所を書かせてもらっています。

 データはすべて最新のものに更新しました。EU政治の最新の書としてはベストの1冊と自負しております。

 それにしても18でこの初版で学んだ学生諸君は今や51歳ということです。

現下のコロナ禍で世は自粛、逼塞を余儀なくされておりますが、家で読書の節はよろしくお願いします。

 

https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4092

 

 

| 児玉昌己 | - | 19:42 | comments(0) | - |
痛ましい程の五輪聖火の受け渡しと広がるコロナ禍

聖火の採火とその後は、痛ましい程。迎えに行くジェット機には、クルーだけで、関係者ゼロという状況だ。

 延期の決断の時だと思う。

 全てに祝福されないなら、選手の安全が確保されねば、彼らを傷つけることになる。ハンディのあるパラの選手はなおさらだ。

 18日付で、日本からの入国制限は75の国と地域に及んでいる。

 人が来なくては、はじまらない。安倍首相は相変わらず希望的観測で五輪を語っている。

 五輪の開催国はわがジャパン。

 WHOやIOCの出方を待っているようだが、政治の問題である。指導力を発揮すべきだ。「完全な形での五輪」は今年は無理だと、誰もが感じ始めている。もとより中止は論外で、延期である。

 14日、佐賀、長崎でも初感染者。ともあれ、今、検査体制の拡充こそ急務である。

 専門家も日本の潜在感染者は過小と見ている。

 ルートも不明なものが増えて、もう誰が感染してもおかしくない。

 コロナ禍の広がりは世界的だ。経済に与える影響は甚大である。

 日本でも学校閉鎖や集会、会合、イベントなどなど、自粛自粛で、経済が極度に冷え込んでいる。1月末には2万3千円あった日経平均も16000円台に入っている。

 米国はさらにひどく1か月前3万ドル近くあったNYダウは2万ドルを割り込み、18日終値で、19898ドル。トランプ政権は総額107兆円規模の経済対策を打ち出している。

 ちなみに16日付で世界の感染者数は16.6万人。死者は6千。

 専門にしている欧州でいえば、イタリアがひどく、ロイターは以下伝えている。

 感染者数は3万5713人と、13.35%増加した。感染が確認された人のうち4025人が回復。前日の2941人から増加した。集中治療室(ICU)で治療を受けている人の数は2257人。前日は2060人。

 NNNによると、スペインの感染者数は18日時点で1万3,716人、死者は598人、英2,626人に増加したと発表。死者は104人。欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、同日時点でフランスは7,730人、ドイツは7,156人に増えている。

 なお、金融危機の再燃を懸念して、欧州中央銀行ECBは、EU内第3位の経済大国イタリアの同国国債の買いに入っている。

 EU離脱したイギリスポンドは19日で対円相場で125円台に入り、対ドル相場で35年ぶりの安値を更新しつつある。なおロンドンの地下鉄は18日付で40駅が閉鎖された。

 参考記事

イタリア、新型コロナ死者475人増加 過去最悪の19%増 ロイター 3/19

EU域外との往来禁止で合意 30日間で延長も=新型コロナ対策 3/19() NNA11:45配信

  

| 児玉昌己 | - | 13:41 | comments(0) | - |
コロナ禍に欧州も世界が泣いている 一首詠む 海鳴庵児玉

 花の都パリも 永遠の都ローマも コロナ禍に泣いている それでも庭にはチューリップ

 

暗き日々 しかれど咲けり チューリップ 心に灯す 

赤き一輪

                  海鳴庵児玉

| 児玉昌己 | - | 11:30 | comments(0) | - |
コロナ感染での上質の官僚機構の効用を説くロイターの記事 ただし使えるかはすべてトップの資質による

 いい記事が出た。イギリスが誇る世界的通信社ロイター。

タイトルは、新型ウイルスとの闘いに「優れた官僚制度」が必須な訳 202037

書き手はEdward Hadas

https://jp.reuters.com/article/virus-hadas-breaking

views-idJPKBN20S0MM?fbclid=IwAR3mNXD8fq9zR

krybGIho43D3ZlLKXyBGZVH54cBAo5iyM1j2g9_bBFcl_Y

 マックスウェーバーの支配の3類型を引用しつつ、官僚制の効用を説いた実に的を射た良い記事だ。

 マックスウエ−バーを使う記者さんがいるとは。筆者は調べると、ジャーナリストになる前に欧、米両方で株式の分析を行っていたという。

 この記事に戻っていえば、要は、その官僚をトップが使う能力つまり資質があるか、による。

今は内閣人事局主導で、優秀だった官僚は官邸の茶坊主と化して、といえば言いすぎか。

 城山三郎の風越が恋しい。そして今、このジャパンに欲しい。

参考文献

城山三郎 『官僚たちの夏』新潮社1975年。風越は小説の主人公「ミスター通産」

室伏謙一「内閣人事局が“忖度”を生む元凶である」は本当か 2018.4.4 5:00

https://diamond.jp/articles/-/165626?page=5

 

 

| 児玉昌己 | - | 22:53 | comments(0) | - |
遅すぎた中韓入国規制 その詳細も不明

 日経平均2万割れ目前、先の月例報告のノー天気が思い起こされる。

 政府は20日公表した2月の月例経済報告で景気は「緩やかに回復している」との判断を維持していた。

 如何にコロナの危険を軽視していたか、です。今や五輪も危うし。実際24カ国が日本人の入国を禁じ、50か国を超える国が何らかの入国制限している。

 なにより選手や観客が来れなくなったら、選手に感染の危険が残れば、五輪どころでなくなる。

 ちなみに、211日付けのニューヨーク・タイムズではクルーズ船での感染拡大に関し、「政府が公衆衛生危機に対処しないという教科書に載る(悪い)例だ」と紹介。

 こうなればいいという、期待可能性で政治をやられたのではかなわない。

 政治とは、最悪に備えることでもある。

 今般の中韓入国者の2週間の外出規制について、「要請」という。要請とは何かである。

 法的拘束力がなければ、入国者がその要請に応えないということは十分あり得ることだ。

 一斉休校についても、首相一人が詰めもせずやって、後は他人に丸投げ。自治体と当事者、一般市民は大混乱。

 今回も、この構図は全く変わらない。 

 関空と、成田の2空港に限定というものも、「隔離」するホテルも決まっていないという。ホテルの従業員への説明もない。

 お口あんぐりの「指導力」だ。

 そしてそのツケは彼のポケットではなく一般納税者、つまり我々の血税からとなる。給食用牛乳の生産業者の被害は、福岡県太宰府の会社だけでも6000万円を遥かに超えている。

 たった一社の額がである。無利子融資といったところで元本返済は生じる。

 五輪中止の場合については、「東京五輪中止なら損失78兆円 新型コロナ影響試算 SMBC日興」と時事通信が3月6日付で伝えた。国内総生産(GDP)を14%程度押し下げるとのこと。

 後手後手の対応の結果は、最悪こうなる。景気後退どころか、大不況にさえなりかねない。

 冒頭の2月の月例経済報告が僅か20日余りで漫画的な表現となっている。

  なおNYタイムズの引用の原文は以下

Experts in crisis management said the government was offering a textbook example of how not to handle a public health crisis.  

Quarantined Cruise Passengers Have Many Questions. Japan Has Few Answers. NYT 11 Feb.2020.

 

  それにしても、韓国の反応もあきれる。政治目的などありはしない。あくまで防疫のための措置で、中国はそのように正しく評価している。

 韓国の感染者が6088人(5日付)という、数字をみれば、どの国も当然とる措置だ。の国の反日姿勢は病的といえる。

 康京和韓国外相には自身の国家の有力紙、朝鮮日報の次の見出しをプレゼントしよう。

 中国には一言も言えず、100カ国に拒まれる韓国外交部…日本にだけは対抗 朝鮮日報日本語版 3月6日

 中国、日本の入国制限強化に理解 共同通信3/6() 17:35配信

 

 

| 児玉昌己 | - | 19:32 | comments(0) | - |
苦悩するEU 前門の虎のコロナ拡大 後門の狼の難民、対トルコ政策

 EUでは2016年の国民投票での英国民のEU離脱の意志表明以後、ここ4年懸案となっていたイギリスのEU離脱がようやく実現し、FTA交渉を残しているものの、一段落した。また、ユンケル委員長に代わるフォンデアライエン女史の新欧州委員会も昨年12月に発足した。

 だが、それもつかの間次々に難問が押し寄せている。

 前門の虎、後門の狼と例えうる状況だ。

 前門の虎とは、言わずと知れた、武漢発の新型コロナウィルス感染の広がりである。

イタリアでの感染者は極めて大きい。EUではヒトモノカネサービスの自由移動が原則である。

 それゆえ国境管理は基本的には不可で、例外措置としてのみ存在しているが、フランス・イタリア間で、その例外的措置としての国境管理の時限的な復活を強いられる可能性が高い。

 イタリアのロンバルディア地方はイタリア経済を支える重要な地域であるが、いくつかの自治体では、自主的に住民の移動を禁止し、封鎖を実施している。だが、今後の行方はおよそ楽観視できない。

 ちなみに韓国中央日報によれば、イタリア保健当局は27日(現地時間)現在、全国の新型コロナウイルス陽性判定を受けたのは650人と発表した。 26日に比べて感染者が194人も増加した。そして一日の感染者増加幅が歴代最多だった。死者も前日比5人増の17人と伝えている。

 陽性反応が出た地域では北部ロンバルディア州と、ヴェネト州がそれぞれ403人と111名で、両州で80%を占めているとのこと。感染者が出た州は全30州のうち13州で半数に迫る。

 韓国メディアはイタリアの情勢にも、強い関心を寄せているが、当の韓国の新型コロナ感染者についていえば、5千人超え=計5186人、死者31人というのが、今の韓国だ。3月3日付WOW! Korea

 イタリアと韓国は、中国に次いで、感染者数と死者の急増という共通の苦境にある。

 

 後門の狼とは、コロナウイルス感染の広がりのこの中で、シリアとトルコ関係悪化に伴い、トルコ領内のシリア難民はその数実に370万。トルコが、EUの国境に向けて大量に移動させつつあるということだ。

 EUは、2015年に、同じく中東アフリカからの大量難民の流入を経験し、加盟国間での内部対立が激化した経験をした。

 今回はその再来ともなりかねない。

 トルコのエルドアン政権の、非寛容政策や反民主主義への傾斜を理由に対トルコ難民支援金の支払いを遅延させている。2016年にシリア難民をトルコにとどめる協定を結んでいたのだ。

 このEUに対して、さらには対シリア外交を十分展開しないEU側に物理的な圧力をかけたということだ。

 数日前シリアはロシアがバックアップし、反アサド勢力を支援するトルコ軍の駐屯地にたいしてシリア空軍が攻撃し、33名もの死者が出ている。

 今やトルコとシリアのアサド政権との間では、報復の連鎖による開戦必至の状況だ。

 日本で拡大するコロナ感染拡大もだが、EU政治の専門家としては、こちらも大いに気になるところである。

 

 なお4日正午のニュースで、安倍首相のおひざ元山口県で感染者が確認、クルーズ船関係と合わせてわが国の感染者は1000名に達した。

参考記事

 トルコがシリア難民の欧州越境を容認、ギリシャに押し寄せ大混乱 ロイター202032

| 児玉昌己 | - | 02:31 | comments(0) | - |

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