児玉昌己研究室

内外の政治と日常について想うことのあれこれを綴ります。
夏目雅子遺作「瀬戸内少年野球団」篠田正浩1984年を自宅で楽しむ

 週末自宅で録り置きのビデオなど寛いでいる。

 夏目雅子遺作「瀬戸内少年野球団」篠田正浩1984年もその一つ。34年前となった作品だ。

 この中で、同志社や早稲田の関係者には、少し驚きのシーンがある。

 同志社と早稲田の、今は去る81年前の1937年(久留米大学は九州医専として創設10年目)の大学野球定期戦の記念のペナントが夏目演じる駒子先生の自室に飾られているのである。まさにお宝シーンである。

 この作品は、敗戦直後の淡路島を舞台とした阿久悠の自伝的小説を映画化したもので、何十年ぶりに録画分を観て偶然発見。

 ちなみに同作品は、今は世界的俳優となった渡辺謙の映画デビュー作でもある。

 また脇役には、篠田監督夫人の岩下志麻、島田紳助、ちあきなおみなども出ていて、懐かしい。

 ちなみに同志社硬式野球部は明治22年(1889年)頃、御所の一部を借りて活動を始めたとのことだ。

| 児玉昌己 | - | 20:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
米朝初の首脳会議をどうみるか

 米朝会談の勝利者はだれか。

トランプの米と北朝鮮の独裁者の会談がシンガポールで開催され、わずか数時間で終了している。

トランプと北朝鮮の会談の詳細は何も伝えられていないので、当面、コメントするにも当たらない。はっきりしているのは、トランプが軍事演習の中止を引き出したことで、金正恩の勝利だろう。また非核化の検証についても不明確なままだ。

 実際、韓国の聯合ニュースは、会談後に署名した合意文書には、米国がこれまで要求してきた「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」(CVIDという表現は明記されなかったと伝えている。

 CVIDとは、完全(complete)かつ検証可能(verifiable)で、不可逆的(irreversible)な核廃棄(denuclearization)のことである。

 わが国では拉致問題もあるのだが、これが朝鮮半島と東アジアの安全保障では、最も肝心なことだった。

 共同声明について、トランプの一人芝居となり、北朝鮮の独裁者は当然あるべき共同記者会見でも、公的に表に出ないという異常さだ。 これも米外交の失敗だろう。

 21世紀にあってスターリン主義的全体主義国家の最後の残渣というべきこの独裁者が特別な存在だと国内に喧伝する格好の口実を与えたことにもなる。

 ついでに言えば、この北朝鮮の独裁者の専用機が老朽化していることを理由に、独裁者をシンガポールに運んだのは中国だ。漫画的だが、ホテルの費用さえ工面できないというありさまだ。

 まあ、すべての国家的予算とエネルギーを核開発に注ぎ込んできた国家としては、そんなことは以前からのことであり、最近では1970年代に購入したスウェーデンのボルボ1000台購入代金も利子も合わせて375億円、踏み倒していると報じられた国家だ。

 民生部門のレベルの劣悪さはいうまでもない。

 なお北朝鮮の経済事情では3年前、TBSは平壌に入り、豊かになっているなどと、報道特集が北朝鮮を褒め上げる番組を流した。実に北朝鮮が、見せたいところを無批判に垂れ流したことで、TBSの担当キャスターを、このブログで批判した。

 北朝鮮は海外のメディアを徹底してプロパガンダとして利用する。それゆえ、北朝鮮見る目は冷めた目でなければ、プロパガンダに加担することになる。

 ともあれ、 米朝会談の影の勝利者といえば、北朝鮮が筆頭だが、中国もだろう。北朝鮮の監督者としての意味を明確にしたことで、勝利者といえるだろう。

トランプは中間選挙が控えていて、G7の会合でのトランプ一流の単独主義、すなわちアメリカ・ファーストによる紛糾と貿易戦争への発展もあり、ここでショー・アップする必要があった。今回は、ともあれ格好だけのものに終始した会談だったと、私は受け止めている。

 

 勝者については書いたが、敗者について誰かと問われば、もとより日、韓。そして米国もだ。

 韓国は北朝鮮を隣に抱えたその瞬間から70年余にわたり敗者であり続けている。

 経済的には北朝鮮に対して常に勝者であるのだが、I die You dieという民族の生死を人質にとった北朝鮮の核戦略を前にして、自国の安全保障が常に危機にさらされているという意味で、韓国の勝利は本質的に砂上の楼閣としての勝利でしかない。

 それゆえ、「永続的敗者」の韓国を除けば、非核化についても拉致についても、ゼロ回答であることからすると、安倍ジャパンが最大の敗者だろう。

 安倍については対ロ北方領土返還でも、成果ゼロである。

 北朝鮮に戻せば、非核化の費用は日韓が持てという。唖然とさせるトランプの発言である。

 だが、アメリカファーストのなりふり構わない彼のこれまでの、論理様式からすればそれも理解できる。だが、日本に対しても、韓国に対しても対米不信を広げるものであることははっきりしている。その意味で改めて米国外交の敗北をいうことができる。

 ともあれ、トランプも1期で終わる公算が高い。

 そうでなくとも、このトランプ、自己が発する言葉の信頼性がゼロに近い。あっという間に「フェイク大統領」よろしく、その発言が変わるからである。

 北朝鮮の独裁者もその点不安に思っていることだろう。

 冒頭に書いたように、会談の詳細が明らかになっていない。最悪、おそらく詳細に値する内容がない可能性もある。

 したがってそれ以上のコメントする意味がないということを改めて書いておこう。

参考ブログ

2018.05.25 Friday トランプによる米朝首脳会談キャンセルをどう見るか

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=4390

噴飯もののTBS北朝鮮「報道特集」 あまりのお粗末に愕然とする
http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=3914
追記2018.6.13.
敗者はどうかと懇意にさせて頂いているY先生(九大名誉教授)に問われて、後半部を加筆した。

 

| 児玉昌己 | - | 21:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
教育実習先に出向く

 過日、教え子が教職実習に出ているために、近県の城下町の高校にお礼を兼ねて出向いた。

 伝統のある高校で、以前の場所はお城のそばにあったが、しばらく前に手狭で移ったということだ。

 吹き抜ける風が、心地よい。授業風景も後方からみせていただいた。

 私といえば、子供も独立して、高校生を間近にするのも久しぶりのことだ。

 そのゼミ生君も頑張っていて、カリキュラムに沿って担当教科を教えていた。担当の先生の評価も悪くなく、安堵したところだ。

 本人いわく、難しいですという。それで、当然だよ、誰にも最初は難しいのだよ、と激励したところだ。

先月のブログアクセスは以下

2018年 05

合計:6472

| 児玉昌己 | - | 09:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
 イギリスの対EU離脱問題で、最近の動き 関税同盟残留?

EU政治からは離れることが多いが、書くべきことは実は山積している。

 イギリスの対EU離脱問題で、最近の動きを書こう。

英では、メイ政権とのEU離脱交渉が難航しているが、その矢先、20195月に迫った欧州議会選挙について、20180528日付でEUからの離脱(ブレグジット)を決めているにもかかわらず、英政府がEU内に「秘密裏に」残留することを計画しているのではないか、との疑惑がもたれ始めていると、保守系英紙テレグラフ紙が伝えている。

実はこのニュース、モスクワのプロパガンダネット情報ネット、スプートニクが伝えて、私も知ったところだった。ロシアのプロパガンダネットが、どうニュースを報じているかも、状況分析で重要なことだ。

テレグラフが書き、スプートニクが伝えたところによると、2019年5月の「欧州議会選挙に関連する活動」に82万9千ポンド(110万ドル超)を内閣が割り当てたということで、EU離脱支持派ブレグジッターが残留の秘密協定を持っているのではと、勘ぐったということである。

私は、他の27の加盟国が一斉に実施する欧州議会選挙時にEU離脱による孤独と焦燥感が英国内で強まると書いたことがあるが、よほどのことがない限り、来年329日のEU離脱設定日は揺るがない。

 最近ではEU離脱しても、関税同盟には加わる可能性もあるとも報じられている。アイルランドと国境を接する北アイルランドの通関問題をどうするか全く決まっていないのである。

高まる関係企業からの不安で、関税同盟継続が噂されている。だが、アイルランドとの国境での通関問題などはブレグジットを想定した時からすでに問題化することが危惧されていたことである。今ごろ何を言っているのかと思うほどだ。

 残留すれば、ノルウェのように、EU離脱後もEU予算に対して「上納金」を出すことが必須となる。

 しかも、EUの通商政策についての発言権は、EU離脱でゼロになる。これも明らかなことだった。

皆さんご承知だろうか。EU離脱でイギリスは何カ国と地域とで、通商条約を再交渉しなければならないか。

フィナンシャル・タイムズの2017530日の記事によると、実に168か国と759の条約について再交渉が必要となる。この数字、スティーブン・デイ大分大教授に教えてもらった。

無能な政治指導者を抱えると、大変なことになる。しかも、国民投票では48%のEU離脱反対し、国論は完全に分断してのことだ。半数近いEU離脱反対者を含めて、イギリスはEU離脱に向かう。国民はEU離脱の高いツケを求められることになる。後の祭りだ。

 参考記事

After Brexit: the UK will need to renegotiate at least 759 treaties. Paul McClean, Financial Times, May 30, 2017

Fear over 'secret' Government plan for UK to stay in EU after deadline as cash set aside for European elections. Telegraph 26 May 2018.

英のEU残留計画が暴露Sputnik 2018528

| 児玉昌己 | - | 02:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
無責任な内輪の論理とスポーツの論理 日大アメフト問題 追記2018.5.29.

 日大アメフト問題について、27日ブログを書いた。

 昨夕、学外の関東AF連盟が今夜の臨時理事会で厳しい制裁措置を決定し、今回の事案の責任が日大アメフト上層部に全面的にあることを公表し、鈴木大地スポーツ庁長官に伝えた。大学の真相究明と、責任の所在についてはいまだ、内部から何ひとつ出されていないが、結局、大学の第三者委員会は、全く機能していないということである。外から言われないとその本質を理解できないとすれば、実に無様なことだ。

日大・内田前監督、井上コーチを「除名」処分 永久追放に相当 森コーチは資格剥奪スポニチアネックス5/29() 20:19配信

| 児玉昌己 | - | 08:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
無責任な内輪の論理とスポーツの論理 日大アメフト問題をどうみるか

  日大アメフト事件は、その悪質さと社会的反響の大きさもあり、警視庁が所管する刑事事案となりつつある。

これに先立ち、関学側が、まずこの悪質な行為と傷害を負った学生と家族とともに、事実関係を公表し、その責任を問うた。

 それは前代未聞の悪質な映像シーンとともに、あっという間に、全国に、そして世界に流れた。ちなみにニュヨークタイムズは22日付で「無防備なQBにたいする背後からの暴力的体当たり」と以下書いている。The violent hit to the defenseless quarterback came from behind.

 事件の関学側からの公表からしばらくして、日大アメフト部の指揮官は「謝罪」に出かけたものの、この監督、向かった先の、西日本では知らぬものがない名門で伝統校であり、数十年にわたり自身が所属し、対戦を続けてきた当該大学の正式校名であるカンセイ学院の名前すら、まともに語りえないという無様さだった。

  しかも、自ら、選手による意思の不疎通と捉え、当該学生に責任をすべて押し付け、あたかもこの学生が一人で錯誤してやったかの如く語り、自らは直接見ていないし、指示もしていないと居直り、驚くことに、コーチともども、渦中の選手には部に戻ってほしいと、その後の会見で語っていた。

 すなわち自らの部を統括する監督は、あたかも関学が過剰に反応しているかの如く、全く非を認めていないのである。

 「潰してこい」などということを常態していたというが、それがスポーツマン精神だろうか。

 たとえば、野球でフェアー精神で知られた王監督が指示するだろうか。 世界的に評価を得たあのイチローを生んだ仰木監督が口にするだろうか。

 その一つだけでも重大な問題であることさえ分かっていない。

 しかも無防備なチームの要、クオータバックにたいしてそれがなされたのだ。その後の映像では、当該選手の退場処分ともなったこの危険行為を、コーチらはとがめるわけでもなかったことが映像で確認されている。

 これに対しては関学QBに傷害を負わせた当該学生が、この信じがたい悪質行為がどうして行われたのかについて、単独の謝罪会見を行った。

 この選手は謝罪会見で、詳細かつ具体的に、2人の指揮官の言葉を語りつつ、指揮官の意思を体現したものであったことを、明らかにした。 大学側の、アメフト部側からのサポートもまるでなく、単独での、勇気ある謝罪会見である。

 これで世間の、大学とアメフト上層部への憤りは頂点に達した。

 そして、学生に一人責任を押し付け続けるのか、大学としてそこに学んでいる学生さえも守ることはないのか、その唖然とする無責任さが大学トップに向けられ、問われることになる。

 これについては、日大の学長による、3週間ほども後の26日に記者会見がひらかれた。

だが、言葉だけの謝罪に終始し、具体的なことは、事件発生後、自らの責任外というべくも、実質、ゼロ回答だった。

 日大のトップは、意図して重傷を負わせた相手校である関学とその学生と家族の感情をやわらげる意味のある言葉を発する必要があった。何のための会見だったかと、多くが感じていた。

 これはアメフトというスポーツの試合に、その精神とは全く相反する暴力が、持ち込まれた悪質な事案である。

 そして全国のアメフトへの信頼と期待を失墜させ、しかも大学の歴史を汚し、現役生はのみならず、卒業生とその家族関係者を合わせると、軽く百万を超えるであろう日大の全関係者、そして多くの国民にたいし、不快な極まりない思いをさせ続けている。

 大学のトップはことの重要性、悪質さにかんがみ、これに具体性をもって、謝罪すべき重大な責任があった。 

 それゆえ、その意味で学長会見は注視されていた。だが、結果は落胆と恥の上塗りというべきあの内容だ。

 遺憾ながら、この自らの責任には具体的に言及もなく、あまつさえ、部の存続について、永久停止はあり得ないなど、アメフト部の存続を問うことなど論外というかのごときものであり、部の存続を前提としたあの監督同様の、無責任極まりない会見に終始していた。

 記者会見では、わが国初の学部である日大が設置導入した危機管理学部の存在にまで質問者に言及されていた。

 実際、どこが危機管理か、危機管理このことか、というべくも、不名誉かつ無様極まりないことだ。

 危機管理の最高の実践的な事例ではないか。だが、ここの学部教授会がいささかも言葉を発していない。このことを考えると、危機管理能力と機能も、かくのごときレベルのものか、と疑わせるものとなっている。

日大関係者に対する内部の危機認識、自浄能力の欠如への怒りについては、日々に高まっている。そして昨夕、外部から適正な動きが出始めた。

 日本テレビにより、関東学生連盟の規律委員会の動きが以下、報じられた。

関東学生連盟が、内田正人前監督を事実上“永久追放”に当たる「除名」処分にする方針であること、井上前コーチは「資格剥奪」の処分が検討されている、と。

 日大側の対応に戻っていえば、部が存亡の危機にあることも認識できずに、部の存続を前提とした会見を行うこと自体が言語道断である。この認識の悪影響は社会的に大きい。

 スポーツは1人ではできない。1校ではできない。相手がある。ルールがある。すなわち日大当事者側は自身の、内輪の論理のみですべてを理解し、対戦校と対戦者、そしてフェアプレーが全ての前提であるというスポーツの意味さえ理解できていない。

 現状のまま、何もなかったかのごとく、アメフト部に事件関係者が戻ってきて、さてどうするつもりなのか。一人自身でグランドやフィールドに立つつもりかね。

 唖然とする認識だ。

 ちなみに、この事件では、名前が似ているスポーツ界の東大というべき、日本体育大とその学生までが影響を受け、大学が別途、声明を出している。

アメフトで言えば、対戦校が、そして連盟が、厳しい処分を検討している理由は、簡単である。

 深刻な事態を意図して引き起こして、まるで当該選手が一人やったとし、部としても責任自ら問わない大学については、交流試合やリーグ戦を実施すれば、所属する大学の学生諸君にたいして、同様の事件が再発する危険性があると認識し、これを強く危惧しているからだ。

 すなわち、暴力が持ち込まれる危険を内含したままの交流戦など論外である、と理解しているからである。

 実際、何よりこの大学のこの部と試合をすることになる選手も家族も関係者も、冗談だろうということだ。

そのことさえ分かっていないのが、あの監督の会見であり、あの学長の会見であった。

 常識とは違うという、言葉の正確な意味で、常軌を逸しているからである。 

 「一将なって万骨枯る」との言葉がある。上に立つものが無能であれば、組織と構成員は無益に死す、というこの先人の言葉を改めてかみしめている。

 ともあれ、責任者に自浄能力がなければ、自己の規律と責任回避の錯誤については、内部から声を上げていただき、さらには外部からそれを正し、理解させる必要がある。

 ここ数週間、大学に籍を置くものとしての立場から離れて、日大にも関学にも個人的に浅からぬ縁がある私としては、苛立つばかりの日々である。

参考記事

関東学連規律委、日大・内田前監督らに厳しい処分科すよう理事会に諮る方向で調整/アメフット サンスポ2018.5.26.

【独自】日大・内田正人前監督を除名処分へ 日本テレビ 2018年5月26日

アメフト 日大と勘違い 日体大が非難や中傷浴び困惑 毎日新聞2018524

 

追記2018.5.29.

 学外の関東AF連盟が今夜の臨時理事会で厳しい制裁措置を決定し、今回の事案の責任が日大アメフト上層部に全面的にあることを公表し、鈴木大地スポーツ庁長官に伝えた。大学の真相究明と、責任の所在についてはいまだ、内部から何ひとつ出されていないが、結局、大学の第三者委員会は、全く機能していないということである。外から言われないとその本質を理解できないとすれば、実に無様なことだ。

日大・内田前監督、井上コーチを「除名」処分 永久追放に相当 森コーチは資格剥奪スポニチアネックス5/29() 20:19配信

 

| 児玉昌己 | - | 13:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
2018年海鳴庵歌集

2018.05.27 Sunday 初孫にまみえて、歌を詠む 

 

生を得て 手足動かす その乳児(あかご) 名前は凛と 名づけられおり

胎動も 嬉しかるべき ものなれど さらに嬉しや 紅葉手の初孫(まご)

 

 

2018.04.03 Tuesday夏日の久留米 春の庭を詠む 

 厳冬も 今や幻 紋白の 優雅に舞いて ツツジ咲おり

わが庭に 注ぐ陽光 カナヘビも 嬉々たるごとく 駆け回るなり

 

 

2018.03.21 Wednesday寒の戻りと庭の紅梅を詠む 

  艶やかな 紅梅撮りて 春来ると 思えば冷える 寒の戻りや 

 春来り FB飾る 紅梅の 寒の戻りで 散りて艶(あで)やか

 

 

2018.03.06 Tuesday 春の到来 庭の紅梅が辺りを染め上げる それを詠む 

 弥生来て 夢やうつつか 香り立つ 風もふくらみ 紅梅の舞う

 

 

2018.02.26 Monday 五輪 如月 去り行く季節 それを詠む 

 紅梅も メダルも輝く 如月の 寒寒(さむざむ)の日々 ついに去りゆく 

 ソダネーと 話す道産子 カー娘(むすめ) 五輪の冬も 銅々と往く

 

 2017年後半海鳴庵児玉昌己句歌集

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=4294

| 児玉昌己 | - | 04:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
初孫にまみえて、歌を詠む 海鳴庵児玉

 生後4日目という初孫に会いに長女がお世話になっている他県の病院に妻と出かけてきた。そして以下詠む。

 

生を得て 手足動かす その乳児(あかご) 名前は凛と 名づけられおり

 

胎動も 嬉しかるべき ものなれど さらに嬉しや 紅葉手の初孫(まご)

                            海鳴庵児玉

 

2018年海鳴庵児玉昌己歌集

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=4392

 

        

 

| 児玉昌己 | - | 02:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
トランプによる米朝首脳会談キャンセルをどう見るか

  米朝首脳会議が鳴り物入りで取り上げられていたが、大山鳴動して鼠一匹どころか、キャンセル。いやこのニュースを残念に思ってブログしているのではない。むしろその逆だ。

 北朝鮮・豊渓里(プンゲリ)の核実験場廃棄には、米国、中国、ロシア、英国の記者団が取材に向かったが、核施設の専門査察官や専門家は一人も招かれていなかった。
 大々的にその閉鎖を発表した北朝鮮による核実験場は、最近では核実験の失敗による坑内の爆発で、「使用不能」となっていたとも、一部に報じられてれている。

 さらに取材に現地に飛んだ英メディアによれば、イギリスのメディアクルーは放射線量の測定機器を取り上げられたという。

 これらの報道に接した時に、この国の政策が何ら変化していないことを再確認した次第だ。

 北朝鮮が核の完全放棄など全く考えずにいることは明らかだ。

 どれだけ、この「ならず者国家」(rogue state )に世界がたぶらかされ、東アジアの平和が脅かされてきたかだ。

 中途半端な妥協のたびに北朝鮮の資金を渡し、それで、核開発とその運搬手段のミサイル、すなわちICBMの開発が進んで、現在の情勢だ。

 この独裁者については、思い出す必要がある。お目出度いメディアは、目先の情勢の変化に一喜一憂し、重要なポイントをすぐに忘れる。

 この国家でここ5年だけでも、何が起きたかを思い起こすべきだ。

 2013年には叔父、張成沢をクーデターを恐れて殺し、2017年にはあろうことかマレーシアのクアラルンプール国際空港で、異母兄金正男を殺した。これは暗殺の行動の一部始終が空港のテレビカメラで世界に報じられた。

 ちなみに正男暗殺でいえば、猛毒神経剤「VXガス」を眼球と口内に塗り付け、金正男の殺害にかかわったインドネシア人女性容疑者にはこの5月24日、死刑判決が出た。また昨年8月には北朝鮮はICBMによるグアム攻撃の検討さえ発表している。

 さらに10年、20年のタイムスパンで見ると、偽札識別機を通過するほどのレベルで、偽ドルスーパーKを作り、麻薬などとともに、外交官を通して、世界にばらまいた。

 1994年クリントン政権下で合意した朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)は11年後に現地で資材をすべて奪取される形で、崩壊した。

 21世紀にはいっても、同様で、国際世界では考えられないような、パスポートを取り上げ、監禁状態で収奪する東欧、ロシア、アフリカへのまさに奴隷労働の派遣は2006年に早くも報道されており、私はブログしたことがある。下記のブログ参照。

 現在、人権にことのほか、厳しく敏感なEU諸国では、北朝鮮の労働者は、旧東欧諸国でそれが問題視され、ビザの再交付が停止され、追放されている。

 しかし、未だに中国、ロシア、アフリカでその事例が報じられている。

 核「廃棄」の姿勢に転じたのは、国連制裁を強化し、カモとなっていた国連の各種支援機関の金づるを断ち、独裁者をピンポイントで狙う「斬首作戦」というトランプの強硬な政策に負っている。

 当面、わが国は外交としては、強烈な制裁の継続という現状を維持すべきだ。

 米朝の橋渡しなどとはしゃいで、面目丸つぶれになったのは、韓国の文在寅大統領だ。彼は、「北朝鮮のATM」と米有力紙に揶揄され、最後には不正疑惑で逮捕され、自殺した盧武鉉の秘書だった。まさにピエロそのものである。

 若い韓国人は、北朝鮮の異様なスターリンの全体主義を地で行く五輪での応援を観て北朝鮮に強烈な違和感を覚え、幻滅し始めている。親北そのものというべき、文在寅の幼稚な北朝鮮認識とは違い、急速に北朝鮮に対する認識を改めつつある。

 韓国から離れて、書くべきはわが国のことだ。

 安易な北朝鮮への妥協は、すでに十分わが国を危機にさらしてきた。

 対米関係を強化し、国際的な北朝鮮包囲網を強化し、北朝鮮の全面的な核放棄に追い込むべきだと考えている。

 参考ブログ

| 児玉昌己 | - | 21:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
追悼 星由里子 2007.12.03映画「大学の若大将」加山雄三、星由里子1961を観る(再録)

 西城秀樹の追悼を書いた直後、今度は星由里子の訃報に接する。

 人は生れ落ちれば、死に向かって進む。どれだけ自ら納得できる人生を送るか、それぞれの重い課題だ。

 星由里子は、私にとって、子供の時代に女性というもの、そしてその美を意識させた初めてのスターだった。

 ここ数年で印象に残っているのは、NHK大河ドラマ、篤姫。右大臣近衛忠熙(ただひろ)に使える老女、村岡を好演した。

 実に迫力のある演技だった。

 可憐で、純なマドンナの澄ちゃんではなく、人生を見事に生きてきた女性、星由里子の凛とした演技だった。

  ちなみに本人は銀幕のスミちゃんは自分とは正反対の性格だったと後に語っている。

 2007年に書いたブログを以下、再録し、追悼したい。

 映画「大学の若大将」を観る。 出演: 加山雄三, 星由里子, 田中邦衛, 団令子, 北あけみ(1961年・東宝/杉江敏男監督)。脇役も飯田蝶子、有島一郎。

 実に46年もの昔になってしまった。実父上原謙と共演しているのが、今となっては加山家には最高の贈り物だろう。

 マドンナが星由里子。女性とはかくも美しいものかと思ってみていた初めての女性だった。
 星由里子はこのシリーズの終盤から酒井和歌子と交代し、結婚生活に入ったが、色々な人生の苦労を経験した後、今も映画にドラマにと素敵に年月を重ねている。NHKの朝の連続ドラマで、吉行淳之介の母を扱った「アグリ」での母親役としての出演が記憶に残っている。
 私が大学2年になる71年まで続くこの若大将シリーズで、東宝のドル箱となるが、その記念すべき第一作が上記のもの。
 今年、古希を迎えた加山は、最近出ていたテレビ番組で、このシリーズの始まりを振り返り、実はこれ一作で終わりと考えていて、大学生活をもう一年したようなものだったと語っている。また星由里子は、同年代のご婦人方に、今も、「スミちゃん」と呼ばれると嬉しそうに語っている。 
 私の、この映画自体の記憶は、後年、再放送で観てのものだ。60年安保の激動で、不安で暗い政治の季節の後、それほどに、周囲に夢と希望と明るい将来を提示してくれた映画だった。 
 五十路となった私だが、小学生から大学生までをカバーする時代の映画だ。シリーズでの強烈な思い出は、なにより1965年12月に封切られた第6作「エレキの若大将」。
 この映画でギターを覚えて、グループを作り、中学3年生のときはリードを担当し、高校合格のお祝いに、父にエレキ・ギターを買ってもらったのだ。よほど欲しいといっていたのだろう。その翌年の1月には他界するが、理解のあった父には、感謝している。
 その後、このシリーズは「アルプスの若大将」、「リオの若大将」などと続き、欧州で活躍する自分の夢や、イメージをぼんやりと形成していた。

 かくして、青春を映画や映画のスターと重ね合わせ、映画の時代を自分の一部としていたのが、この若大将シリーズだった。
 

| 児玉昌己 | - | 02:51 | comments(0) | trackbacks(0) |

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