児玉昌己研究室

内外の政治と日常について想うことのあれこれを綴ります。
台風18号の後の太陽のうれしさ そして近づくベルリン出張のこと

 4時を過ぎて、台風一過とはいわないまでも、雲間から日が差し、劇的なことでした。太陽の日のありがたさを感じます。

 なお、ベルリンに23日から総選挙取材に出ます。

メルケルの勝利は揺るがないでしょうが、ドイツ社民SPD、極右「ドイツのための選択肢」AfDの議席に注目しています。

 同地では、投票所を実見し、複数の若手ドイツ人研究者との面談予定です。

 ウィーンで在外研究中の福大准教授の東原先生もジョイントされ、同じホテルを予定。独語に堪能で有り難いことです。

 また日経ベルリンオフィスの石川支局長と、お邪魔にならない範囲で、情報交換するつもりです。
 25日夕には同大政治学科の後輩で名大大学院の中村登志哉教授(元共同ウィーン支局長)とワーキング・ディナーで、ポツダム広場のマリオットホテルで待ち合わせ、情報交換します。

 ドイツ研究者はドイツ、フランス研究者はフランス、イギリス研究者はイギリス。EU研究者はそのすべてといわないまでも、対EU関係ではその重要な多くをカバーすることで大変なことです。

 でも、好きでやっているから、苦ではありません。

 

 

 

| 児玉昌己 | - | 22:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
反EUの亡霊、英独立党のファラージュ、ドイツAfD党の集会に徘徊す

 英ガーディアン紙9月7日付はナイジェル・ファラージュが総選挙を前に、ドイツ入りし、AfDの集会に顔を出したと報じた。

 この集会にはヒトラー政権の財務大臣Lutz von Krosigkの孫娘が出ていたことと合わせて、ガーディアンの注目を引いたようだ。

 この記事見出しで、理解できる人は相当の欧州政治通だといえる。少し解説を加えてみよう。

 まず、ファラージュは、イギリス独立党の元党首で創設者である。

 イギリス独立党(UKIP)という名自体が、イギリスのEUからの独立を意味しており、反EU政党であることがわかる。この政党、EUがイギリスの主権を奪っているという認識を党名にするというほど、EU嫌いの政党だ。

 ただし、先のメイ政権のブレグジットを問う総選挙では、650議席の定数のうち議席ゼロであった。メイ政権を支える保守党も労働党に食われて、勢力がむしろ意図とは違い、後退した。

 もととも完全小選挙区制度の下では、15%程度の投票があっても、議席には結びつかない。我が国の皮相かつ軽薄というべき政治の教科書がいうのとは違い、膨大な死票を出し、政治を不安定にするのが小選挙区制度である。実際、比例が尾ひれでしかない日本はその例で、当初の宣伝されていた2大政党にはなっていないし、仮になっても、野合政党の形成で、民進みたいに、右か左かさっぱり分からない、いかがわしい政党となる。

 現代の選挙の原則が民意の限りない議席と政治への反映という観点からすると、全く前近代的な制度でしかない。

 ちなみにスコットランド民族党(SNP)はその典型的事例で、前々回となる2015年には4.7%でスコットランド選挙区で56議席という定数の9割以上を得るという離れ業をやってのけた。特定の地域で圧倒的な支持を得ているが故である。

 なお直近の2017年のイギリス下院議会選挙では、保守317で13減、労働262で30増、SNP35で21減。

 UKIPに戻っていえば、下院で全く力がない泡沫政党であるが、そんな政党ながら、極めて大きな力を欧州で持っている。

 ファラージュであれ、フランスのルペンであれ、国内議会では全く泡沫政党のレベルなのに何故、力を持っているかというと、その答えは欧州議会にある。

 わが国ではほとんどだれも知らないが、この欧州議会、EU28か国を統べるEUの議会であり、定数751。議席は人口比で配分されている。また選挙制度もドント式完全比例制度である。

 近年、欧州議会は、政府代表からなる理事会とともに共同立法権者としてゆるぎない地位を確立している。その欧州議会でファラージュのUKIPも、フランスのルペンも自国の第一党をしのぐ議席を得ている。

 たとえば、イギリスのUKIP20議席、フランス・ルペンの国民戦線も20議席を得て、欧州議会内の極右会派EFDDを率いている。

 ともあれ、そんな反EU主義者のファラージュが、招かれたこととはいえ、ドイツまで出かけ、同じく極右排外主義政党であるADの集会で演説しているのである。

 ファラージュはイギリスのEU離脱運動の首謀者の1人でそれを成功に導いた政治家だったが、彼の妻女はドイツ人で、彼自身ドイツ国籍を取得するのではないかとも一部にいわれているほどである。

 私にしてみれば、イギリスのEU離脱が明白となり、ファラージュがよって立つEUと欧州議会の基盤を自ら崩壊させた今、唯一その声を拾ってきた、民主的な選挙制度を採る欧州議会レベルでの国家横断的政党EFDDの存在が消滅することが時間の問題となっている。

 その意味で、すでにまったく政治的影響力も失ったファラージュがドイツでADの集会に出ていること自体、反EUの亡霊がヨーロッパを彷徨っているということである。

 次に指摘すべきはAfDである。

   AfDは「ドイツのための選択肢」という名の政党である。

 2013年に反ユーロを掲げる政党として登場し、現在は極右反イスラム排外主義運動団体ペギータをその支持に取り込みつつ、その立場を完全に反EUと反イスラム移民へと移している。

 この党は、支持率は14%程度あった。だが、この党が党勢拡大の栄養剤としてきたのが、移民難民問題である。

 昨年16年でドイツだけで史上最高規模となる30万人を超える流入があった。

 だが、今年に入り、資格外の移民の送還が進み始め、国民の間に安ど感が広がり、それでAfDは支持率を落とし、現在同紙によると、8ー11%程度である。

  このAfDでいえば、この9月24日の選挙で5%条項をクリアし、戦後ドイツ政治史上初めてこれを是とし、善としてきた欧州統合とEUに反旗を掲げた政党がドイツ連邦下院(議員定数630、超過議席制で若干変動する)に議席を得ることになりそうだということで注目されているのである。

 いったん5%をクリアすると、比例代表制であるがゆえに、ゼロから、一挙に30から50程度の議席を獲得することになる。

 私事だが、24日のドイツ総選挙にはベルリンに出張し、そのあたりのことも見聞きしてこようと思っている。

 ファラージュのADでの集会をカバーした記事で面白いのは、ナチス財政大臣の孫娘がAfDのメンバーで連邦下院に進出する可能性があるということに加えて、ファラージュ自身がドイツでイギリスのEU離脱ブレグジットが関心にないことに困惑しているということだ。

 この記事を読んで思ったのは、ファラージュもEU政治がさっぱり分かっていないということだ。 

 ドイツにとって英離脱問題は、イギリスが払うべき離婚費用を渋っている程度のことであり、すでに終わった話でしかない。

 考えても見るがいい。すでにEUから離脱することになっているイギリスにとっては、ドイツ政治すなわち、ドイツの総選挙にはインテリ以外、関心がないのと全く同じことだ。 ドイツにとって、イギリスのEU離脱はすでに織り込み積みだということだ。

 それが独仏の関係と英独、英仏の関係との決定的相違である。

 独仏はイギリスがEU加盟を果たす20年も前から、EUの中核としてその前身である欧州石炭鉄鋼共同体の形成に協力した国家である。

 ファラージュの悲しさは、イギリスがヨーロッパの中心であるという思考を維持していることを示している。

 かつて英労働党政権を率いたブレアはイギリスはEUの心臓になると胸を張ったが、およそ心臓ではなく、ユーロ圏外の国家でしかなく、手足というべくも周辺化している。

 その意味では、昨年の国民投票を主導した前英首相キャメロンや、結果的にイギリスの国益に壊滅的打撃を及ぼすhardブレグジッターと全く同じ政治的なマインドでしかない。

 言い換えれば、イギリスからだけでヨーロッパとEU政治をみているもののコメントは、全くマトが外れるということになる。

 ともあれ、イギリスではすでに居場所を完全になくし、あろうことか、ドイツに行って、反EU政党の集会で、現地のブレグジットへの関心度の低さを嘆く。実に、ファラージュのEU認識のお粗末さ、それが印象的だった。

 そしてこの政治家が根っからの人種差別主義者だということを改めて認識させる記事だった。

 蛇足だが、さらに言えば、イタリアには、ソフィアローレンの姪で、ムッソリーニの孫娘アレッサンドラもいて、強烈なナショナリスト政治家であり、欧州議会に議席をもっている。歴史は続くということだ。

参考記事

 Nigel Farage to address far-right rally in GermanyFormer Ukip leader was invited to speak at event held by AfD party by the granddaughter of Hitler’s finance minister. The Guardian 7 September 2017

議院内閣制に接近 久留米大教授 児玉昌己氏 2016/11/20付日本経済新聞 朝刊

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO09753180Z11

C16A1TZG000/

参考ブログ

| 児玉昌己 | - | 23:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
祝インカレ 桐生日本人初9秒台入り

長崎の家で、桐生祥秀(東洋大4年)が100で待望の9.98を出したとのテレビ速報。うれしい。

世界陸上では十分力を発揮できなかったことが、いい経験になったのだろう。

立派だ。大会では19年ぶりの記録更新とのことだ。

 

| 児玉昌己 | - | 15:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
ブログやアーレントのことなど

戸外は未明、汗をかき、断続的に大音響の雷鳴と豪雨。それで目が覚め、窓を閉めて回る。

洪水警報が出ていた筑後地方だ。心もち明るくなってきた。これで終わるといいが。

大学は勤務校は20日に始講。先月は13日のお盆近くまで仕事だった。限られた時間を論考執筆や関連読書に使っている。有難いことだ。

 23日はドイツの総選挙の調査で、ベルリン出張。

 パン・ヨーロッパを書いたリヒャルト・クーデンホーフ・カレルギーや、それを独語原文から翻訳し、日本に知らせた外交官、永富(鹿島)守之助の論考を準備中だ。

 それで、ワイマールからナチスにかけてのドイツ関係の書籍が多い。

 NHKでは、幸いなことにハンナ・アーレントをやっていた。

 早くも、1970年代中期、同志社の大学院で、脇圭平先生の思想史ゼミで読んでいた。

 当時知る人も限られていたが、先生の先見性と、大島通義、大島かおり、大久保和郎、志水速雄らの優れた訳書に助けられて、大いに政治思想の理解が深まった。若い時にどれだけ、いい先生と良書とに出会えるかが、その後大きく変わってくる。活字離れなどとんでもないこと。

 現実と真摯に向き合い、思想を極めた先人の大いなる遺産こそが学ばれる必要がある。 

 このJugemブログだが、それによると、ブログをはじめた日2006/02/28(11年と194日)。そして今までに書いた記事3734件とある。

 

| 児玉昌己 | - | 09:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
韓国の対話路線破綻、トランプにより一蹴 北朝鮮ICBM発射と水爆実験

 北朝鮮が6回目の核実験を行った。その規模について毎日は以下伝えている。

 日本の気象庁によると、過去5回の核実験による地震はマグニチュード(M)4・9〜5・3。今回(M6・1)は昨年9月(M5・3)の「少なくとも10倍程度」(同庁)のエネルギーだ。爆発規模は「過去最大の約70キロトン」(小野寺五典防衛相)。気象庁が観測した地震のマグニチュードは前回より1近く上がっており、澤田哲生・東京工業大助教(原子核工学)は「規模からして水爆とみていい」と分析。

 <北朝鮮核実験>技術力を強化、威力増し小型化 6回目強行2017 毎日9/4()

北朝鮮については、拉致被害者への思いがずっとあり、学術レベルでも、専門とするEUとの関係で、いくつか論文や、仏英の共同国際問題専門誌に書評を出している。

 その一つで、9年前に以下を書いているが、基本的には大きく修正することはない。否、私が当時書いた危惧は現実政治の中で、実証され、大きくなるばかりである。

 国家機関からも、EUからみればどう思っているのかと、問われることもある。

 私の9年前に日本EU学会で発表した論文はインターネットで自由に取り出せる。一読を薦めたい。

 EUの北朝鮮政策 EU外交の可能性と限界 日本EU学会年報 (2008) No. 28 P 151-174,321

https://www.jstage.jst.go.jp/article/eusj1997/2008/

28/2008_28_151/_pdf

それにしても、金大中の太陽政策と、それを受け継ぐ盧武鉉、そして現政権の文在寅(ムン・ジェイン)の親北路線が北朝鮮の増長を生んだということだ。

 

 トランプがいったように、核保有国として認めよ、対等に処遇せよというのが北朝鮮の考えである。まさに国連決議のなし崩しという、国際社会におけるならず者の言だ。

 非核化など全く眼中にない金王朝の独裁者に対しては、中国が、赤子の一つ覚えにいう対話など、全く意味がない。

  石油の禁輸こそがキンジョンウン排除の最大の武器だろう。中国こそ、この独裁者を排除する理由が出ている。

 中国にとっても、東北アジアの平和こそ、その発展と経済の安定化の条件である。北朝鮮は、東北アジアと国際関係の根底を直接脅かしているというからだ。なにより、日本、韓国そして米はもとより、中国も、そしてロシアも北朝鮮の核の射程に入っているということだ。

  トランプの発言は以下だ。韓国大統領文在寅(ムン・ジェイン)に対して、結果として、ヒトラーの増長を許し、第2次大戦をもたらすネイビル・チェンバレルの対ナチ軟弱政策で使った最も厳しい言葉である「融和政策」(appeasement)という表現を使いその態度を批判している。

South Korea is finding, as I have told them, that their talk of appeasement with North Korea will not work, they only understand one thing!” (Sep 3.2017.

"The US has been talking to North Korea, and paying them extortion money, for 25 years. Talking is not the answer!"  

(Aug 30. 2017)

 直接的という言葉の正確さという意味でまさに穿っていえば、北朝鮮の核は我々のものとでも思っている者もいるのだろう。

 自国は、同胞で攻撃されないと、その進展に目を背け、高をくくってきた韓国の能天気さには、あきれ返るばかりである。

 自国の立ち位置が全く分かっていないということである。これでは韓国への世界の信頼はない。

参考ブログ

 

 

 

 

| 児玉昌己 | - | 08:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
興覚めの2017年民進党代表選挙

 民進の代表選挙で前原が選出された。

 私にしてみれば、野田、蓮舫、前原、枝野は、菅、鳩山(由)とともに、東日本大震災の危機への対応、尖閣中国漁船問題への対応、政治を見世物にした「仕分け」、公然たる反民主主義というべき比例定数の80減の要求、消費者減税に関する食言などなど、国民の政治への期待を裏切り、自民の独走を許した元凶という意味で、多くの国民同様、いわば「戦犯」だと思っている。

 それゆえ、最も腹立たしい思いで見ているひとりだ。というより、ほとんどブログでもとりあげることもなかった。実に、書くに値しないとみているからでもある。

 本来、「政治はバランスである」という恩師故脇圭平(同志社教授ドイツ政治)の教えの通り、野党の存在は,政治に緊張感を持たせるということで、重要すぎるほどなのだが。

 イデオロギー的には、この政党とそう遠くないであろう朝日新聞は2か月ほど前に以下の記事を出している。

「どうせ民進党はなくなる」幹事長辞任…内部にも解党論 朝日2017年7月26日

 みじめなものだ。

 実際、 都民ファーストが受け皿となって、民進をだれも相手にしていない。

 先の代表で言えば、一国の総理大臣にもなる可能性のあるものが、自身の国籍問題さえまともに答えられないという信じがたい状況だったから当然といえばいえる。

 蓮舫の代わりとなる前原については、「言うだけ番長」とのニックネームもある。国民の蚊帳の外で代表選挙で、メディアもその扱いだ。

政党支持率でも7%程度で、ほとんど自民一強を維持しているだけだ。

英語の党名は未だ「民主」。政党名さえ自信のない政党を、だれも相手にするはずもない。

この野合的野党は、都民ファーストの国政進出の動きの中で、確かに解党、消滅することだろう。

 政治家の責任は国家の権力と国民の生命財産を預かっているという意味で、なによりも重く、チャンスはそうそうあるわけではない。いや1度しかないといえる。

 それを食いつぶした者たちが責任をとることもなく、相も変わらずズラリと表舞台に勢ぞろいしては、あきれてものも云えない。

 興冷めとはこれをいう。内部から、強い危機感で、若手が出てくるということもみない。

それにしても、わが国では、保守のパイが、1994年(平成6年)の公選法改正の後、抜本改革されることもなく、ただただ定数削減だけが実施され、小選挙区制度のもとで、膨大な死票は太りに太り、社民勢力がほとんど受け皿ともども消えてしまった。

 それがいまだ社民勢力が多く比例代表制の下、強固な基盤を持つ欧州を対象とする政治研究者から見ると慚愧に堪えない。

(敬称略)

2012

1-4 毎日用語解説と日経坂本英二編集委員にみる選挙解説の問題


2016.02.23 Tuesday デマゴギーと大衆迎合 誤った「約束」に立った定数削減論議
 
http://masami-kodama.jugem.jp/?day=20160223

2010.02.2325仏誌ヌーベル・オプセルバトゥール誌上に日本政治に関する私のコメント掲載さる 上中下

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=2220

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=2221

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=2223

ブログアクセス総数は 2017年 08月 合計:8451
| 児玉昌己 | - | 10:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
8月も終わり、9月は総選挙の実地視察のためベルリン出張します

2017年平成29年の8月も今日で終わりだ。

 月曜日には久留米東ロータリーで卓話をさせていただいた。

 今は、日本の近代化における外交官という問題意識で永富(鹿島)守之助の論考を準備している。

カイロ大学で先月7月行われた、アラブ世界最初の日本研究所の設立の記念国際シンポジウムのテーマで報告したものを、書き物として用意している。

 とはいえ、現代EU政治が専門であって、その仕事の準備も進めている。

 ドイツの政治状況の調査だ。来月24日には4年に一度の総選挙。ベルリン出張を入れている。

 メルケルの与党キリスト教民主同盟CDUが前欧州議会議長マルチン・シュルツをトップとするドイツ社民SPDより優勢との世論調査だ。

ドイツの選挙制度は、民意の反映と地域利害のくみ上げという両面で、わが国の小選挙区制度よりもはるかに進んだ選挙制度であるという認識を持っている。

 特に選挙制度については、イギリスや欧州議会選挙などこのブログでも特に比例制度と小選挙区制度のことで多数の記事を書いた。

 今回はドイツの選挙制度の実際を直接みたいと思い、首都のベルリン出張を決めた。

今年は、フランスのマクロン大統領を生んだ同国大統領の決戦投票で5月に出張し、7月のカイロ大、そして来月のドイツ総選挙と3度も海外に出ることになる。

 私としても1年に3度は初、そしてベルリンは初めてのことだ。いい年して、自分でもあきれるほど。でも好奇心と学びたい気持ちは旺盛。

 欧州では、ユーロや、難民問題で、極右ナショナリストが跋扈するここ10年だったが、昨年末からの、オーストリア、オランダ、フランスと重要選挙で相対的に力を落としている。ドイツの反ユーロから反EUへと転じている極右政党の「独選択肢党」(AFD)の動向もみてきたい。

 大学での研究者の期間も限られたものとなってきた。EU研究者としての職責をしっかり果たしたいと思っている。

参考ブログ 

2015.05.30 Saturday

M・ウェーバー欧州人民党党首が英独立党ファラージュを嗤う EU議会の選挙制度の先進性とイギリス下院の小選挙区選挙制度の後進性

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=3842

 

 

 

| 児玉昌己 | - | 12:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
2017年後半海鳴庵児玉昌己句歌集

2017.08.30 Wednesdayヤモリ君の久方の来訪 それを詠

夏の夜の 不意の(おもわぬ)客は ヤモリ君 灯りをつけて 食事をどうぞ 

               

 

2017.08.19 Saturday カチガラス(かささぎ) 再来 うれし それを詠む 海鳴庵児玉

高校野球が終われば、夏が終わる。そんな朝カチガラス来訪 

 

甲高い あの鳴声(こえ)戻る カササギの 再来嬉し 窓放ち聴く

                        

 

2017.08.15 Tuesday 炎熱の久留米 大雨ですこし気温が下がった 庭の百日白を詠む

百日白(さるすべり) 炎暑に映えし この花も 我れ同様に 枯れて萎(しお)れて  

 

いつ果てる 時も不明の  この夏の 炎熱炎暑 さすが堪えかね 

 

 

 

2017.07.20 Thursday カイロ炎熱、紺碧のアレキサンドリア、チャドルに慈愛の眼 それを詠む 

 

エジプトの 大地を焦がす 陽光は 遠慮容赦 ありもせず焼く

 

幼子を 胸に抱くや 母親の 眼差し優美(やさ)し チャドルの間に

  

ヒジャブ巻き 御髪(おぐし)は深く 隠れしも 黒き瞳は 慈愛に満ちて

  

隊商も おそらく叫びし アクバルと  眼球(まなこ)輝く 紺碧の地中海(うみ)

  

炎熱の 煌(きら)めく射光 脳を焼き カイロ残照 今も瞼に

                         

 

2017.07.07 Friday 線状降雨帯 迫る紅のドットの脅威を詠む 海鳴庵児玉

線状降雨帯の脅威を詠む

  織姫も つゆぞ 浮かばぬ この赤の ドット迫るや  線状降雨

 

2017年前半海鳴庵児玉昌己句歌集

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=4198

| 児玉昌己 | - | 09:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
ヤモリ君の久方の来訪 それを詠む 海鳴庵児玉

 猛暑と雨の8月も終わりが近い 「家を守る」からきたお目出度いヤモリ君が久方に来訪 玄関の明かりをつけて、食事に招く それを詠む

 

 夏の夜の 不意の(おもわぬ)客は ヤモリ君 灯りをつけて 食事をどうぞ 

                           海鳴庵児玉

 

2012.05.01 Tuesday 5月入り 同居のヤモリ君を詠む 海鳴庵/児玉

 ヤモリ君 君も同じか この家は 遠慮なしだね 構いなしだよ

 http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=3127

       

| 児玉昌己 | - | 09:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
同志社今出川会(同志社同窓コミュニティ)について 

同志社今出川会(同志社同窓コミュニティ)というサイトがある。同志社関係者のインターネット上の交流サイトである

 慶応も早稲田もあるのだろう。

 今やメンバー数は9千。1万も時間の問題だろう。2年前だったか、私が入った時7千ほどだった。

 母校に関する記事やお知らせなどが主だが、同志社が以前出していたオルゴールや、個人情報管理が厳しい今では考えられない学生名簿、建て替えられ消えてしまった学生会館の思い出、さらには胃袋を満たしてくれた東天紅、モナミ、松乃家、ミンミンなどの食堂や喫茶店など、あらゆる話題で盛り上がっている。

 様々なその後を生きてこられた同窓生のインターネット上での集まりだが、特に同期の方の書き込みなどはうれしい。

 1970年入学という、政治の季節の中での入学であり、故郷を離れての、初めての学生生活だった。

 同じ時空にいたというだけで、嬉しくなってしまう。

 たかが大学、されど大学である。母校はその名の通り、何がなくとも有り難い。

 

 

 

 

| 児玉昌己 | - | 23:11 | comments(0) | trackbacks(0) |

このページの先頭へ