児玉昌己研究室

内外の政治と日常について想うことのあれこれを綴ります。
 フランス下院、大統領選挙に続き「マグニチュード9」(ルモンド)の巨大地震級の政治変動が進行中 ルモンド415超予測

  昨夜は風呂に入り、2時前に就寝。朝起きたら、時事が以下のニュース。

「マクロン党」過半数濃厚=安定政権樹立へ前進仏下院選第1回投票6/12() 3:23配信

フランスのルモンドの2017年総選挙ライブのサイトに向かうと以下。

マクロンの共和国前進は、415以上を獲得見込みとある。

Résultats des législatives 2017, en direct : En marche ! pourrait obtenir plus de 415 députés.

日本の書き方はおとなしすぎる。過半数ではなく、3日の時点の世論調査を受け、私が書いていたように、最大7割をとる見込みとしている。

 しかして、前日紹介したフランスのルモンド紙の表現をブログのタイトルにしよう。

「マグニチュード9」の巨大地震の政治変動が進行中ということだ。最大のヘコミは社会党である。事前調査、および出口調査はほぼ正確に今日の日を予測している。大勝ではなく、圧勝。

 マクロンの共和国前進党は、昨年は存在しなかった政党である。

 そして5月初旬には14名しか、また11日までに下院選の全選挙区577(欧州のフランス領は535海外領42)の内、428人の立候補者しか揃えられなかった。ちなみに候補者総数は7882名。

 全くの新参のその政党が、総選挙が終わってみれば、3分の2の圧倒的な勢力で与党を構成し、マクロン新大統領を支えるという、空前絶後の状況が出現しそうである。

参考ブログ

2017.06.11 Sunday仏議会選挙第1回投票開始 EUと欧州統合の動向分析では、英より仏国民議会(下院)選挙が重要http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=4262

2017.05.19 Fridayマクロン政権成立 進む総選挙準備 仏大統領選挙決選投票の現地調査から一週間

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=4253

  なお投票率と棄権は以下

Turnout 23,170,977 48.71%
Abstentions 24,400,342 51.29%

 

| 児玉昌己 | - | 08:03 | comments(0) | trackbacks(0) |

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