児玉昌己研究室

内外の政治と日常について想うことのあれこれを綴ります。
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国会議員の数 2  政治家無能論と定数削減論−その問題

   先に掲げたブログでも紹介したように、政治家が無能であるという前提があり、それと連動して行財政改革の対象として議員定数を削減せよという。耳に聞こえやすい議論だ。
 しかしながら、日本においては、経済分野で破綻した小さい政府論が、特に政治において、政治家無能論と連動して、今も同じアナロジーで語られている。その中での議員定数削減論である。
 それまで力のあった一群のマネタリストとよばれた経済学者が唱えた小さな政府の議論は、現下の大不況と格差拡大の元凶として大きく後退し、小さな勢力になっている。
 それゆえ、私からみれば、「小さな政府」などの議論は、直ちに福祉政策の後退の抜け道を提供する富裕層側の都合のよい議論となりかねい危険性を内に秘めた思想である。
 もともと政治権力は、人民と国家が激しく対峙した時代から、国家と構成員の距離が小さくなり、その合意の下に福祉国家といわれるように、国家の役割が不可逆的に増大している。 
 時代はうって変わり、経済部面では、ケインズ評価がたかまり、財政出動というケインジアンの再登場の番となっている。
 この思想、実は、ルーツは19世紀の思想だが、21世紀の初頭にあって、企業家の無責任きわまる自由放任主義と拝金主義と投機を招いて、破綻した。現下の金融危機で見てのとおりだ。
 単に不要な経費、つまり冗費を抑えるという意味を超えて、国家権力など小さいほうがいいという経済の発想であり思想である。
よく、政治では国会議員の数が問題になる。「小さい政府」でよいという議論だ。

 

続きは

 

2009.01.09 Friday 国会議員の数 1  日本は圧倒的に少ない

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=1650

2009.01.09 Friday国会議員の数 2  政治家無能論と定数削減論−その問題

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=1651

2009.01.09 Friday国会議員の数 3  政治家無能論と定数削減論−その誤り

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=1653

2009.01.10 Saturday国会議員の数 4  日本は米ロにつぐ最低水準の議席数

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=1654

2009.01.10 Saturday国会議員の数 5 上  議員の希少性と権威化、保守化する米政治

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=1655

2009.01.12 Monday国会議員の数 5 下  議員の希少性と権威化、保守化する米政治

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=1658

 

 

 

 

 

 

 

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