児玉昌己研究室

内外の政治と日常について想うことのあれこれを綴ります。
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麻生総理の解散会見 5

  実際、この認識は与党のトップだけの問題でもない。民主の鳩山代表も、国民の代表を削減することを当然のように、党の政策としていっている。

 しかも、わが国民主主義の宝石というべき、比例定数の80議席もの削減と、完全小選挙区制への道を躊躇もなく、この党のマニフェストで打ち出し、導入しようとしている。
 そのことでは、民主は、自民よりも悪質である。 

 小選挙区制度は、イギリスが長年にわたり苦しみ、その後着々とスコットランド、ウェールズ、北アイルランドなど地方議会がこれを廃止し、比例に向かっている。欧州議会選挙でもそうである。唯一、ウエストミンスターだけがいまだに完全小選挙区制である。
 民主の選挙改革案については、以下参照。

2009.02.11 Wednesday

民主という党名が泣いているよ―愚劣極まりない民主の選挙制度改革案

 小選挙区制度は理論的にも現実的にもわずか30%程度の支持で議席の70%を得ることができる。実に、投票率と獲得議席の間の、異常かつ異様な乖離を生む反民主主義の選挙制度である。
  しかも、現行の選挙制度は、まだ完全小選挙区制ではなく、一部比例が付いている。

 膨大な死票を出すこの選挙制度に、わずかに比例が付加されていて、これが政治に生かされずに紙くずとなる膨大な死票の救済に一部貢献している。
 それでさえ、「小泉チルドレン」で長く歴史に残る、地方と福祉の切り捨て、格差拡大全開の政治の始まりとなる小泉圧勝の4年前を実現させた。
 ちなみに、今回その当落が注目される小泉チルドレン、4年前の衆院選挙で、総議席数の17%、83名(含む比例代表選出議員47名)が生み出されたのである。

 第一義的には政治を担当する責任政党が生み出したこの政治不信のツケを、国民の代表のさらなる削減という驚くべきネガティブな方法で解消できると考えている。
 その政治認識のレベルに愕然とさせられる。
 しかも、反民主主義そのものの単純小選挙区制をもって、政治不信を解消しようとするその時代錯誤には、全く言葉を失う。

 

| 児玉昌己 | - | 07:52 | comments(0) | trackbacks(1) |
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