児玉昌己研究室

内外の政治と日常について想うことのあれこれを綴ります。
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得意分野で勝負をかける ゲゲゲの女房

 水木先生、大手出版社のオファを断る。宇宙をやれという、編集部。テレビ時代の到来で、子供を引き付けているのは宇宙だと。 
 妻女を前に、人生最大のオファを得意でないと断るのだ。戻って報告すると、居並ぶ報道、いや違った、編集部員はまさか、わが社のオファが貸本マンガ家ごときにと、冷笑を含んだ対応だ。
 他方、オファを断った、重苦しい水木家。困惑する妻女に、彼はまた来ると、先生は断言する。
 実に、凄いことだ。常人には、なかなかできることではない。この決断は、さりながら、実に重要である。これが先生をして、現在の水木先生たらしめたものだろう。
 人間社会は、否応なく、好き嫌いと無関係に、競争社会である。受け継いだだけの資産で、金に困らない世襲貴族的政治家や、特別の人間は別として、社会で自らの力で生計を支えねばならない庶民とその子弟にとっては、そうである。
  世俗を絶ったはずの宗教の世界でさえ、一面、そうかもしれない。
 人間は、文字通り、「人の間」に生きているのであり、そこで生きていくことを余儀なくされる。
 しかしながら、というよりだからこそだと先生は言うのだろう。
 得意分野で勝負しないと、自分を社会で発揮できない。時に学生諸君にもいう言葉でもある。
 実際、語学ができるものはそれで、計数に明るいものはそれで、鍛えた身体に自信があるものはそれでというごとく。すなわち、若者よ個性を磨けということだろう。
 その個性が、社会にたいし多様な価値を与え、社会と文化を、個性あるものとし、豊かにする。
 実際、同じことをしていても、人それぞれが持つ個性は発揮されないし、埋没し、自分の個性も失う。私の小さな経験からでもそうだ。共感する読者も、多いことだろう。
 明るいニュースが少ない毎日だ。朝、大きな力をもらっている。

| 児玉昌己 | - | 08:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
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