児玉昌己研究室

内外の政治と日常について想うことのあれこれを綴ります。
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海鳴庵児玉昌己句歌集2014年後半 8年前の句歌集再録 

2014.12.31 Wednesday 大晦日 一転勢いを得たシクラメンを詠む

 

シクラメン 赤白緑 鮮やかに 暮の食卓 艶(いろ)は戻りて 

 

 

2014.12.20 Saturday 暮れる一瞬の空の色を詠む 

夜のとばりに包まれる直前、駅舎の上にオレンジから紫までの色が輝く 

それを詠む

 

冬の暮れ 寒の空には グラデーション 揺れる光の 橙白青紫 (とうはくせいし)

 

 

2014.12.16 Tuesday 師走の澄んだ夕暮れを詠む 

 師走入りして早半ば 九州でも寒気はきびしい。澄んだ夕暮れの冬の空気を詠む 

 

 夕暮れの 師走の空に 茜雲 青澄(せいとう)なる気

 冬の清(すが)しき

 

2014.12.01 Monday  師走に至れり 戸外の風でそれを詠む 

 師走入りすると、俄然気温も下がり、冬入りを感じさせる。

戸外は木枯らしの中、明日公示。

巷は大義を欠いた総理の身勝手に付き合わされる気持ちが強い。

 

  木枯らしの 空に襟たて 風の中 師走やここに またも来たれり

 

2014.11.24 Monday 夜のウォーキング それを詠む 

ひんやりとした夜、いつもの散歩道の街灯の下、鋭角に見える景色でウォーキング

が別世界となる。

 

 裏路地の 遠近法の ウォーキング 灯り誘(いざな)う 異次元世界

 

2014.11.20 Thursday 成長した娘からの写メイルの料理、その感慨を詠む

夕飯の 整えられし 写メイルに あの稚児(むすめご)の 時代(ころ)の懐かし   

 

 

2014.11.05 Wednesday 包む冷気に輝きを増すつわぶきを詠む

 

霜月の 月煌々と 地を照らし 黄色き石蕗(はな)は 寒に映えなん

 

 

2014.11.02 Sunday 静かな秋 客ありて栗を食す それを詠む 

 

栗の実の 美味なるものは 渋皮の 食す歓び 秋ぞ嬉しき


 

2014.10.24 Friday 色なき庭につわぶきの黄 それを詠む 

  

 つわぶきや 艶なき庭に 色を添え 深まる秋を 彩りてゆく

 

 

2014.10.08 Wednesday 皆既月食の天体ショー それを詠む

 

  天空に 月は濁りて そして割れ 科学ありとも 息のむ神秘

 

 

2014.10.08 Wednesday 祝ノーベル物理学賞 その歓びを詠む

日本人として誇らしいこの一報は夕刻のテレビニュース番組の途中テロップで流れた。

 

ノーベルの 受賞のテロップ 誇らしや 深まる秋は 喜びの秋(とき)

 

2014.09.28 Sunday 久住沢水キャンプ場で星座と遊ぶ 

 土曜日午後、社会人の教え子Y君とともに大分は久住の沢水(そうみ)

キャンプ場でテントを張り、星座と遊ぶ。

 

 沢水(そうみ)の地 キャンプの灯(ともしび) 揺らめきて 

暮れゆく空に 星の賑わい

 

 高原の テントの上は 満天の 星はほらそこ 手元に降りて

 

 

2014.09.27 Saturday 赤とんぼが戯れる我が家の庭 それを詠む

 

   客人は 今日は君かね 赤とんぼ

 

 

2014.09.16 Tuesday 赤穂の四十七士を祀る泉岳寺 それを詠む 

  赤穂の四十七士。その義挙を祀る泉岳寺。300年の時を超えて、

語り継がれている。

 

泉岳寺 赤穂の魂魄 三百年 香と祈りで 絶えることなし

 

2014.09.14 Sunday 伊香保にて 夢二を詠む

   竹久夢二は、その繊細な美人画で知られるが、権力、そして画壇の権威を嫌った。

 

大正の 憂いを秘めた 美人画に 伝わる悲しみ 夢二の孤高

 

 

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