児玉昌己研究室

内外の政治と日常について想うことのあれこれを綴ります。
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活気が戻った大学と国際情勢の緊迫化 シリア、朝鮮半島情勢

 大学では、入学式に続く一連のオリエンテーション行事も終わり、ほぼ3か月ぶりに講義開始。

アレコレの会議も入って俄然忙しい。講義資料準備で印刷室も大賑わい。

 教壇ではなじみの学生さんの顔もあり、いよいよ一年のスタートだ。

 シリアや北朝鮮情勢で緊迫し、トランプの米政権をとっても、対ロ関係がシリアのサリン使用に伴う報復空爆で悪化している。

 トランプは、対中関係では、「為替操作国」だと一貫して中国への制裁を主張していたが、一転、為替操作国ではないとその姿勢を改めた。ロシアも中国も敵にはできない。

 トランプは、シリア攻撃でも娘の認識に影響されたことをホワイトハウスが認めている。

シリア攻撃決定 イバンカ氏「関与」(フジテレビFN 4/12

 NATOについても、トランプはいとも簡単に前言を翻した。何のための公約や主張であったかである。

 実際、NATOはもはや時代遅れではないと語っている。

 別段、NATOはここ数か月何ら変わってはいない。変わったのはトランプの認識だけだ。

 「時代遅れ」なのは、トランプ君、君の頭の方だ、といいたいところだ。

 トランプ米大統領、NATOは「もはや時代遅れではない」BBC2017年4月13日Trump says Nato 'no longer obsolete.'

 いうことがことごとく、このように変わった。

 大統領選に勝利し、政権を運営する段になれば、合理的判断を迫られると、多くが思っていたが、その通りだ。

 しかし、予測されていたこととはいえ、このトランプの政治指導、簡単に前言を翻すことにみられるように、本質的にこの政治家は、全く不安定で、その意味で、先が読めない。

 他方、この状況下で、隣の韓国だけが、またしてもというべき大統領の逮捕を受け政治権力の空白状態にある。

 そして朝鮮半島では、引き続く金王朝の北朝鮮の独裁者によるミサイル発射、とあきらかな国際社会への挑発が続いている。

 トランプは、シリアで見せたような、北朝鮮の基地攻撃の可能性を選択に入れ、豪や日本についてその可能性を伝えている。

 日本で言えば、攻撃開始の場合、事前協議することも確認されていて、ここ20年で最も緊迫している。

 以下の記事がその一例だ。

 北朝鮮攻撃なら事前協議 米、日本政府と確認 2017/4/12 日本経済新聞 

北朝鮮情勢 外務省、韓国滞在者に注意喚起 核実験・ミサイル発射観測受け 産経新聞4/11

 他方で、韓国の指導者といえば、この北朝鮮の独裁者の核開発には目を背け、対北朝鮮THAADミサイル(Terminal High Altitude Area Defense missile, サードミサイル)配備についても、中央日報が心配するように、その対処については有力候補は黙して、融和的な姿勢をとっている。

 実際、当選したら最初に北朝鮮に行くなど、リトル・ノムヒョン(盧武鉉)といわれる親北候補文在寅(ムンジェイン)が最有力者という具合である。

 その彼は、日本のタカ派から、北朝鮮「内通者」ともよばれているほどだ。 

 そういえば、「人権派」ともてはやされ、挙句は不正蓄財で逮捕され、最後は投身自殺した盧武鉉は北朝鮮のATMと呼ばれていた。現在の大統領候補は、その秘書だったともいう。

 韓国といえば、朝鮮戦争では、北朝鮮の軍に首都が3か月奪われ、米軍など国連軍の仁川作戦で救助された歴史がある。

 それがゆえに、当時の大統領でこれまた石もて国を追われる李承晩は、米軍に指揮権を丸投げして、現在もその状況が続いている体堕落だ。

 それにもかかわらず、この国の「左翼」は、自国の安保の要である在韓米軍の存在を軽んじ、この瞬間になされている北朝鮮の大規模かつ明白な人権抑圧には目を背け、同じ陣営に身を置くわが国にたいしても、「反日無罪」という言葉があるほどにも、将来関係を全く考慮しない状況を続けている。

 いつもながらのことだが、この国の指導者の、北同様の、ノー天気ぶりには、あきれている。

 太陽政策に見られる韓国の事なかれ主義という結果としての敗北主義が、北朝鮮という21世紀の東アジアにおける最悪の化け物を育て上げたとみている。

 10年前のブログを掲載しておこう。

 参考ブログ

2007.02.17 Saturday 歴史語りの歴史知らず 盧武鉉韓国大統領

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=453

 

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