保守候補の10年ぶりの政権奪還の可能性が高まり、北朝鮮はあわてて、独裁者の側近の訪韓を画策している。金正日の側近、金養建(キムヤンゴン)朝鮮労働党統一戦線部長の29日からの訪韓が28日、急きょ発表された。
いい金ずるが断たれ、親独裁派が一掃される恐怖を味わっているのだろう。
しかし、メタボ独裁者の側近がノコノコと出てきても、どうにもならないほど、南北和解は政治争点化していない。第一、ボス交渉でケリをつけるという全体主義国家とは違い、選挙による政権を決める、民主主義の韓国だ。そんな事も分かっていないのだろう。
その民主韓国では、大統領の素人政治で、不動産価格はあがり、そのイデオロギーとは違い、富める者がますます富んだ。それが、盧武鉉政権の経済実績だった。
若い世代は自己を保守支持者と位置づけ始めている。既に軍事独裁政権の反動の386世代の「神通力」の化けの皮がはがされたことにもあるし、さほどに韓国の政治の動きは早いし、世代間の政治認識の相違は大きい。
援助しても見返りのない北朝鮮を若者は既に韓国にとっての重荷と考えているのだろう。南北統一など急ぐ必要もないと答える若年層の考えも広がり始めている。
聨合ニュースは、もし与党が大統領選でまければ、北朝鮮への政策変更が緩やかなものであることを望むと中国が述べているが、中国もこの選挙結果を注視しているのである。
China wants South Korea to shift slowly on N. Korea if conservatives take power 2007/11/26 SEOUL, Nov. 26 (Yonhap)