児玉昌己研究室

内外の政治と日常について想うことのあれこれを綴ります。
 欧州議会選挙分析で朝日の夕刊に「窓」に私のコメントを掲示いただく

 朝日新聞の夕刊に「窓」という同社論説委員が持ち回りで執筆するコラムがある。
 625日付で脇阪紀行さんが、欧州議会選挙について、「保守の勝利、日本では?」と題して、欧州議会の選挙結果と国内政局を関連させて、書かれている。

同氏はブリュッセル支局長など海外勤務も長く、「大欧州の時代」(岩波新書2006年)の著者としても知られる同社指折りの欧州通だ。
 その中で、私のコメントを掲示していただいた。

 EU政治と欧州議会の研究者としてお役に立つことがあれば、幸いである。

| 児玉昌己 | - | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
水無月の紫陽花を詠む 海鳴庵
  週末に来客があり、雨を縫うように黒川温泉に近い小田温泉(熊本南小国)の旅館「山咲」に一泊してきた。

 山里にある離れ宿という風情で、庭が実によく手入れされて、紫陽花が雨に濡れて、ことのほか鮮やかだ。

 

 里山の 雨にけぶりて 紫陽花(しようばな)

                   海鳴庵/児玉

  

| 児玉昌己 | - | 18:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
東国原知事の反乱と老いた自民の断末魔 3

 

 総理は24日の日本記者クラブで、解散日に関心を寄せるメディアからの質問をけん制して「遠くない日に」と語った。
 都議選前の、目前の解散ともとられている。だが、私の理解はネガティブだ。麻生首相は、その気質から任期満了と解散の識別を意識せずに、同義語で考えているのだと、推測しているだが。
 実際、麻生おろしの声を念頭において、自民党の総裁選で正当に総裁に択ばれ、国会の議決で総理大臣に択ばれたのは私であり、余人ではなく、自分の手で、総選挙をといっているのだから。
 ただし、指摘すべきは総理が持つ専断的権限としての解散権など、議員任期が3ヶ月をきった今、未だにマスコミがアレコレ騒ぐほうが不思議で、まったく意味のない議論である。
 確かに、党内での麻生総裁への不満の爆発と自民分裂の可能性はメディアには関心が高い話題だろう。 
 だが、総選挙に限っていえば、誰が離党し、いかなる政党を形成し、政界再編に動こうとも、9月には任期満了で全員失職し、10月初旬には確実に総選挙になるという冷厳な事実は不変であるということを忘れてはならない。
 麻生首相の意向や願望とは無関係に、憲法の規定で、強制的に任期満了によるすべての衆院議員の失職、そして総選挙になるというのが事実である。
 任期満了と解散は別物であることをしっかり理解しておく必要がある。わずかに2ヶ月半を残すだけのこの時点での、総理の解散権限など、もはや有名無実になりつつあるということである。

そして、2009627日現在、衆院議員の任期満了まで3ヶ月をきり、地方分権を掲げる有力なタレント出身の首長の反乱ともいうべき突き上げを受け、周章狼狽の感が深い。

老いた自民、結局は、党総裁ご本人が望むように、この総裁の下で、このまま総選挙に臨むのが、今となっては、この党に最もふさわしく、自然な気さえする。
 最初に書いたように、2年前の夏の参院選大敗と小泉政治への全否定という状況を踏まえ、自民の危機的状況にあって、それを知りつつ、世襲総裁を3代にわたり選出し、しかも危機的状況の更なる深化のなかで、現在の総裁を選択したのは、自民の国会議員諸君だったということを書いておきたい。
 良しも悪しくも、その選択に対する責任は総選挙で、しっかり国民により問われることになる。 
 しかも因果応報というべき、膨大な自民支持票を死票化する小選挙区制度下での総選挙において。

| 児玉昌己 | - | 11:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
東国原知事の反乱と老いた自民の断末魔 2

選挙の時期と関連して、この時期に、後継総裁問題さえ飛び出しているが、世襲候補がわずかに総裁を争ってきた「老いた」自民党という感を深くする。

老いた自民ということでは、現首相選出の前に、追従とも形容すべきお祝儀記事を書いた日経のコラムニスト田勢の記事「総理の器」を批判的にコメントしたことがある。

2007.09.17 Monday 田勢康弘のコラム「総理の器」と人材飢饉の問題 1

この後、麻生氏は総裁選で択ばれ、党総裁になり、第92代内閣総理大臣に就任した。
 組閣に当たっては、総理が家柄とか出自を好むと報道されていた。そして、そのとおりになった。現に閣僚は7割近く世襲である。
 だが、家柄とか出自などは、庶民生活の向上を行う政治家の資質としては、意味もない。 もし家柄や出自で庶民の生活実感を失うように作用しているとすれば、有害でさえある。
 ここ数年の世襲貴族的与党幹部議員の政治の実績を見れば、容易に理解がつく。酩酊状況で最重要な国際会議で、世界のメディアの前で、醜態をさらし、国家を貶めたものもいたのは、まだ記憶に新しい。
 上記
の批判的なブログを書いて、1年3ヶ月が過ぎて、麻生総理も任期が9ヶ月となった。私が予想したような総理のこの実績である。
 そして、絶体絶命の淵にあって、6月20日、党の命運を決めるかもしれない都知事選(7月12日投開票)応援の席で、よりによって「惜敗を期して」などと、この人の言語学習の基本を疑わせるべき発言を平気で繰り返す。

そんな首相だから、党関係者はもとより広く一般人も、普通は総理のポストにつく人に対して抱く尊敬や敬意は大きく損なわれ、実に首相というポストに対する世の評価は、惨憺たる状況である。

現首相に米大統領オバマのような、心を震わせる演説は期待すべくもないが、せめてまともな言語だけは発してほしいというのが世の思いだろう。

「祖国とは国語」とは、「国家の品格」で知られる数学者藤原正彦の著書のタイトルである。それをもって、指導者の国語力により国家が貶められている、とさえ感じるものもいるかもしれない

| 児玉昌己 | - | 17:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
東国原知事の反乱と老いた自民の断末魔 1

東国原知事に自民の古賀選対委員長が自民からの出馬要請をして、なんと「総裁候補としてなら受ける」と応対し、橋本大阪府知事も、これにエールを送っている。他方、古賀氏の出馬要請、自民内部で大問題となっている。

実際、古賀選対委員長も、党勢挽回にと、タレント知事に頼んだ出馬依頼で、宮崎県知事があのような対応に出るなど思っていなかったことだろう。
 予想されたように、古参議員の多くはなんと傲慢で不遜な、と反応している。
 首相は首相で、日本記者クラブで、「本当に総理は、総選挙で勝てると思っておられるのか」と、これまたストレートな質問(実は私も記者なら聞きたかったことなのだが)を受け、かつての大自民党の総裁が持っていたであろう威厳も面影もない。また党内から総裁選の前倒し論、や総理・総裁分離論、つまり麻生おろしまで党内で飛び出す始末である。

哀れともいうべくも無残な自民を見る思いだ。
 しかしである。自民党議員には、いうべきことはある。
 内閣支持率が漫画的な10%台の数字しか挙げられない、およそカリスマ性や指導力という言葉と無縁の世襲貴族というべき現総裁を選んだのは、他でもない自民の諸君ではないか。

議院内閣制として、与党が、その権限において選んだ総裁であり、一般国民が総裁、総理として現首相を選出したわけでは到底ない。不満なら自らの不明を恥じるべきである。
 人材飢饉という人もいるが、それは誤りだ。

人材はいるのだろう。だが、それを活かす仕組みにまるでなっていないこと、それが問題である。

一般的な社会的経験も積まず、若くして虚業というべき政治の世界に入り、およそ世離れしたネガティブな言動で、庶民を驚かせる、そんな名門や世襲の出身者が、党内幹部昇進の価値基準であり、前提となってきたからである。

 

| 児玉昌己 | - | 17:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
2009年欧州議会選挙27 余滴4 イギリス保守党などの新会派

欧州議会選挙後のことを余滴として書いている。

イギリス保守党が17年連携してきた欧州人民党から離脱することについてはすでに書いたが、離脱して以降の去就については、その詳細については未定であった。選挙後2週間を経て、欧州のメディアでその後の状況が報じられている。

 EUの議会にあっても政治は数だという本質は何ら変わらない。欧州議会の最大会派から離脱した保守党は単独ではわずかに26名で、無きに等しき状況だが、予想されていたように、チェコのODS9名、ポーランドの法と正義党15名などの友党を合わせて、8カ国55名で、「欧州保守改革主義政党」(European Conservatives and  reformisits Group) を形成するとのことだ。共通の政策は反リスボンとこれ以上の主権的権限の移譲には反対するというものだ。

 しかし、後の5名は、オランダ、ベルギー、フィンランド、ハンガリー、ラトビアの5カ国からわずかに1名づつ。このうち、何らかの理由で、2カ国が離脱すれば瓦解するという薄氷の会派形成である。
 
 欧州議会の会派形成要件は6カ国20名から、7カ国25名へとより厳格化している。

 しかも、ポーランドのカチンスキーは、ゲイ問題では極めて保守的な立場をとり、イギリス保守党と見解を異にしているし、チェコのクラウスは気候変動など環境問題では、人為的な介入に極めて消極的という如く、その政策も潜在的な対立の要因となっている。欧州議会関係者は2年ももてば、驚きだと早期の瓦解の可能性を指摘している。

 いずれにせよ、390万ユーロと65-70名のEU官僚をスタッフとして雇用する欧州議会のEPP、社会党、自民党に次ぐ第4の勢力をもつ新会派が登場することになる。

 これ以降の動向は、遅くとも、来年7月の任期満了による総選挙以降ほぼ確実に政権に復帰し、政権政党として欧州理事会に臨むことになる英保守党と、欧州議会での反EU的活動のバランスをどうとるか、関心のあるところである。

 参考記事


 

Simon Taylor, New conservative parliamentary group formed  European voice  22.06.2009
Andrew Rettmaneu, parliament sees birth of new right-wing group
  EUOBSERVER.22.06.2009 
 

| 児玉昌己 | - | 01:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
2009年欧州議会選挙26 余滴3 議席配分の意味
 

2009年の今回の選挙ではニース条約の規定に基づき、9972と、人口比がほぼ一定になるラインにまで議席に格差を設けたのである。大体人口82万人に1議席程度をめどにしている。
 それゆえ、厳密に比例を貫徹すれば、ルクセンブルグは人口50万以下であり、本来なら議席は1以下ということであるが、これに6議席認めている。以下に小国を優遇しているかということである。
 大国有利というEUについての一部の見方は、欧州議会の議席の実情を知らない全くの素人の見方である。
 立法府をそのうちに持つ組織であること自体が驚きであるが、議席数が人口比で配分されているということは、国際組織で観れば、これは注目に値する。
 なぜなら、主権国家からなる国連では、総会は主権平等主義の原則に立ち、一国一票制を採っている。
 すなわち、人口13.5億の中国も、人口50万未満の極小国家マルタやルクセンブルグも同じく1票ということである。
 もとより国際問題に対して中国とルクセンブルグが負っている責任の重さは比ではないし、両国が同等に扱われているということは、まさに悪平等ということになる。
 だが、両国を同等のものとして扱っているのは、国家の主権とはさほどに大きく、重要な価値を持つものとして理解されてきたことを意味している。
 そしてそれは、これまでの国家とその指導者の主権平等に対する認識の反映であった。

 これにたいして、欧州議会の議席配分や理事会における加重特定多数決の配分に見られるEUの、とりわけ立法過程と議決に関わる部面での人口比活用の考えは、EUの加盟国を、国家としてというよりも、地域に見立てるという、まさしく連邦主義的思想を反映していることの証左だといえる。
 理事会とともに、欧州議会という共同立法権者をそのうちに持つという国際組織であることに加えて、議会における議席配分における比例制度が導入されていることが、EUが連邦的国際組織であり、EUを国家の連合組織としてみる「欧州連合」という日本で一般化されているEUの日本語表記が誤っていると主張する、私の理由の1つでもある。
 EUの議会においては、すでに加盟国は国家というよりEUという欧州連邦を構成する1地域という実体に接近しているといえる。
 例えば、アメリカ合衆国のネブラスカ州やコネチカット州というように、フランス地区、あるいはドイツ地区という如く。それが私には実に興味深いことである。

 もとより当事者の加盟国の市民が、この議席配分の意味を理解しているかは、別の問題である。

| 児玉昌己 | - | 00:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
2009年欧州議会選挙25 余滴2 議席配分の意味
 実際、欧州委員会は、30カ国を展望する事態を考慮し、行政府の肥大化を嫌い、ニース条約において欧州委員会の委員(EU閣僚)数の削減が導入されることが決まっていた。
 だが、昨年6月にアイルランドによる国民投票で、リスボン条約の批准が否決され、それを受け、再度の国民投票実施に際して、その前提として、不利益を受けるであろうアイルランドなど小国の意向を尊重し、欧州委員会の小国1名枠の削減をやめ、それを維持する取り決めがなされている。
 すなわちスペインを含め、大国に一方的に譲歩を迫るだけの状況が続いている。
欧州議会の議席の4議席の同国分の積み増しは、そうした背景が影響しているとも考えられる。
 ともあれ、欧州議会選挙後、日を経ずして更なる議席の積み増しを決定するなど、融通無碍といわれるEUの所以(ゆえん)である。
 選挙結果の分析は少しやったので、今回はそれから離れて、欧州議会選挙に関係することで私が関心があることを、いくつか書こう。
 まず、欧州議会の加盟国別の議席数の配分である。

 選挙時の議席数はドイツは99。英仏伊は72だった。これが上述の決定で、フランス2議席、伊・英はでそれぞれ1議席増えることになる。

 1979年欧州議会における直接選挙が導入された時には、英独仏伊の議席は同数であった。偶然だが、ドイツが若干大きい程度で、人口もさほどの差がなかった。

 現在はドイツを除く3カ国とドイツとでは、27議席、30%ほどドイツに多く配分している。1990年の西独による東独編入のために、人口が6千万前後から、8200万と急激に増加したことによる。EUにおける4大国平等原則が崩れた瞬間であった。
 ただし、現在のように、ドイツと他の3国の議席比が急に3割も開いたわけではない。1999年の選挙では、ドイツが99議席、英仏伊は87議席と、12%程度の差でしかなかった。
 欧州議会選で回を追うごとに人口比に正確に議席を反映させるように調整してきたということなのだ。

| 児玉昌己 | - | 00:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
2009年欧州議会選挙24 余滴1 議席配分の意味

 欧州議会選挙も終わった。そして、ほとんどわが国では忘れ去られたようだ。
 しかしながら、その意味するところは、欧州政治の将来と、国家を超えた統治のあり方への挑戦という意味で、世紀的な重要性を秘めている。
 その確信があるからこそ、研究者として25年にわたり、恩師故金丸輝男教授の指導の下で、欧州議会に注目し、観測、研究してきた。
 欧州議会選挙のその後のことを、余滴として少し書いておきたい。
 EU首脳会議が6月18,19日と開催され、議長国総括が出された。
この総括、実に興味深い。国連決議に違反する強い口調での北朝鮮非難声明など9つの付録を含め、全部で31頁に上る。北朝鮮については別途書くことにしたい。
 今日のテーマ、欧州議会選挙関連でも、興味深い部分がある。
 欧州議会の議席を27の全加盟国の半分近い12の加盟国で、合計18議席増やすことに合意している。これはリスボン条約が批准されたことを考えての、事前の対応である。
 
 前回2004年は785議席を争い、今年は736議席と49議席減らして戦われた欧州議会選だったが、選挙後のこの理事会の議長国総括では、リスボン条約の成立の場合、18議席の積み増しをする決定が書かれてある。
 それぞれの国家の選挙規定により、別途選挙するか、あるいは欧州議会選挙結果に基づき、次点者を繰り上げよとのことである。

 スペインは特に4議席も増える。イギリスは1議席増など。それゆえ、リスボン条約が批准された場合、新議会議員総数は754議席ということになる。
 スペインについていえば、ニース条約の導入過程で、当時のスペインをいれた5大国がもっていた欧州委員会委員の2名枠を1名にする譲歩を迫られることになった。
 その見返りに、理事会での加重特定多数決の持ち票では、大国に応分の票数を与えること、及び欧州議会の議席の調整がそれぞれに取引に使われていた。
 議長国総括は以下。
 http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/

docs/pressdata/en/ec/108622.pdf

 

| 児玉昌己 | - | 22:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
外海(そとめ)と佐世保の小旅行

   遠藤周作文学館により、佐世保の海自史料館を見学し、夏間近の遅い太陽が傾くなか、子供時代によく海水浴を楽しんだ鹿子前(かしまえ)に遊ぶ。

 周作記念館は、開館時とほとんど変わりのない和文表示に終始し、ロケーションのすばらしさと、所蔵展示品のレベルの高さと対蹠的に、少し失望。
 遠藤文学の国際的価値について、館運営母体が十分理解できていないのではと思った次第だ。外国からの見学者は多くはないだろうが、それだけに訪問される外国の方は熱心なファンだろう。その失望を思った次第だ。
 外海は、近年長崎市に編入されたが、この文学館は、ご本人とご遺族の協力の賜物で開館され、国際都市長崎にあって高い文学的価値を持っている。それが活かされていないのは実に遺憾なことだ。もっと国際的に活かすべきである。

 海上自衛隊佐世保史料館は、明治憲法制定とおなじ明治22年開府の帝国海軍鎮守府におかれた、士官用サロン、水交社の建物と接続して新たに建てられている。
 眺望は、市内アクセス再開発のための立体交差の工事中で、一部遮断された格好だが、佐世保基地のビジョンを得るには、悪くない。
 7階に最初上がり、そこから階段を下りてくる形で、幕末維新期から、現在に至る海軍史、海自史関係資料が映像資料も含めて、豊富に展示されている。
 売店も小さいが置かれてあり、深川青磁製の海自の桜と錨がワンポイントになっているマグカップを求めてきた。

その後は、最近佐世保駅と隣接して、開館してまだ日を経ていないホテル東横イン佐世保にチェックイン。市の中心部にも歩いて10分の場所にあり、利便性は最高。
 車を置いて、夜は佐世保きっての古くからの盛り場山県町の海鮮レストランで、活アラカブの刺身を堪能する。

今日は鹿子前から遊覧船で九十九島めぐりをする予定だったが、あいにくの雨。
 はるか太平洋上に後退していると予報で聞いていた梅雨前線だが、一夜にして戻ったのだろうか。 
 雨を縫って墓参を済ませ、食いしん坊の私としては、駅で、最近ご当地メニューとして開発された海軍カレーと、こちらはすでに有名になっている蜂の屋のジャンボ・シュークリームをお土産に、帰途に着いた。
  つかの間の、それでも充実した小旅行も無事終わった。

| 児玉昌己 | - | 12:37 | comments(0) | trackbacks(0) |

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