それにしても日本の国会議員数が少ないなどの議論には、まともな根拠は何もない。あるとすれば、わずかに先進国中最悪というべくも国会議員数が少ない米国に倣うというだけのことである。
すなわち、米国の5-15倍はある欧州の先進国の議員定数をまるで無視し、寡頭制の権威主義的政治を是とする米国を基準として、初めて意味のある議論でしかない。
米国議会が日本のモデルなのか。冗談ではない。
それは、大統領制のなかで、大統領府の下僕のごとくに機能して来た。
ベトナム戦争や、イラク戦争を振りかえればいい。実に多くの市民が反対していた戦争だ。上院は、ハリウッド映画で見るがごとく、貴族化し、下院はわずかに任期2年。当選年次と改選年次の2年だけ。それほど米国が好きなら、任期も2年にせよということだ。
国政についてもまともな議論もできず、再選のために、選挙区の利益を国家の利益に優先する議員だけになる。
人ほどいる計算だ。スウェーデンについては4000人いることになる。それにかんして、1年半ほど前にブログした。人気記事の1つである。1300議会先進国の欧州ではイギリスでは人口比では
以下がそれだ。
2009.01.10 Saturday 国会議員の数 4
日本は米ロにつぐ最低水準の議席数
http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=1654