ベスト16入りを確定するW杯デンマーク戦勝利の興奮は深く、日本全国に老いも若きも、男も女も関係なく、感動の輪を広げている。それは2日以上の時を経てもまだ強く、広がっていく、そんな感じだ。
それだけ、日本人が幸せ感から遠ざかっていることを示しているからなのだろう。
遠藤のフリーキックについて書いた記事がある。スポニチだ。涙なしでは読めない記事だ。みんな読んで、うれし泣きしましょう。
日本を発つ前、家族とディズニーに出かけて、3人の幼い子供たちにやるぞと力をもらったこと、4年前、両親を招待しながらも、自分の出番がなく、ピッチに立てずに両親に悔しい思いをさせたこと、再びアフリカ舞台で招いた彼の父が、頭が、真っ白になるほどの、今までの屈辱を晴らすかのごとき、FKだったこと。
フリーキック時に、自分が、と考えていた本田にたいして、蹴らしてくれと申し出たこと、本田が警戒されて、むしろ自分の位置からは決めうると確信をもって叩きこんだ一本だったこと、今野が前日、遠藤のゴールの夢をみたことで、彼に駆け寄ったことなどなど、人は自分だけではないこと、周りがいて自分がいること、感動はともに味わってさらに深くなる、そのことを強く感じる。
まさに涙涙の感動の記事だ。是非一読してみてください。
なお、この感動は欧州にも広がっているという。スポナビの木村かや子の記事も合わせて。
生きていくことでは幸せなど少なく、辛い日々が多いのが人生だ。
だが、それでも、時に、他者に強く共感し感動を共有できる幸せが待っているということを、心で感じよう。その喜びが生きる力になるのだから。
参考記事
相手GKは本田警戒…遠藤“狙い通り”雪辱FK 6月26日 7時02分配信(スポニチアネックス)
http://southafrica2010.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100626-00000024-spn-socc
本田は“生粋の才能”、遠藤のFKは“プラティニ風”欧州メディアが日本を絶賛
6月26日 10時36分配信木村かや子(スポーツナビ)
http://southafrica2010.yahoo.co.jp/news/cdetail/201006260001-spnavi