児玉昌己研究室

内外の政治と日常について想うことのあれこれを綴ります。
『空の大怪獣ラドン』(東宝1956年)と佐世保・博多 そして野合怪獣「ミンシュ」

 今日は土曜日だ。巨大怪獣ラドンについて書こう。
 東宝が生んだ3大怪獣の1つラドンをご存じだろうか。 『空の大怪獣ラドン』が放映されたのが1956年、私が4歳ということになる。
 怪獣映画では1954年のビキニ核実験を背景として製作、放映されたゴジラ(初代)が有名だが、こちらはあまりに、幼すぎて、記憶にない。
 私にとって怪獣といえば、このラドンなのである。しかも九州が撮影現場。阿蘇に巣があるという設定で、佐世保が、そして博多が登場する。佐世保は私が住んでいた街。
  佐世保駅と、私も通った幼稚園のあの教会は佐世保のシンボルともいえるが、駅や国道35号線そして市街地は実写や精巧な模型で、リアルに再現される。 
 今回CATVでみて、開通まもない西海橋(1955年、昭和30年)が映画の中で、見事に衝撃波で破壊される。そして、福岡博多がその次に狙われる。航空自衛隊は、F86セイバー戦闘機で制圧を試みるが失敗。阿蘇での決戦は見てのお楽しみ。
 西鉄のある市中心地も、大濠公園もでてきて、タイムスリップさせてくれる。
 子供のことだから、その迫力に圧倒された記憶があるが、今観ても良くできているし、当時の故郷の風景をそのまま残してくれてお宝映像でもある。
私の世代の佐世保や博多のひとには思い出深い映画だろう。健在だった両親や、竹馬の友のことを 共に思い出させてくれる。
 なお今回ラドンがプテ(ラ)ノ(ドン)に由来することを知った。
 他方、55年余り後の21世紀の現世に戻せば、我がジャパンの政治の世界では、半数にも満たない支持率で、議席の7割強を得るような小選挙区制度という化け物の政治装置で産み落とされた、政権獲得だけを目的とした巨大野合政党の民主がいる。
 税制度という政策の基本中の基本である消費税についてさえ、党内をまとめきれず、政治は混乱を続け、いたずらに時間を消費している。
 政党助成金には手をつけず、総理自身が書いていないことはやらないと言っていた消費税大増税にまい進し、民主と名乗りつつ、他党からこれだけ反対されながら、比例の定数80減を維持し、政局と絡め、選挙制度の改正の合意をブロックし、反民主そのものの膨大な死票を出す完全小選挙区制度に驀進する。さしずめ、怪獣ミンシュである。
 怪獣ラドンは、懐かしい思い出を与えてくれる。だが、現在のミンシュという野合怪獣はただただ醜悪な不快さだけを与えてくれる。

 

参考記事
定数減民主案比例80減には異議あり朝日新聞社説2012/01/20

衆院選挙制度 抜本改革の道筋も示せ(1月19日) 北海道新聞社説2012119

野田総理の総理以前のマニフェスト発言は以下、
http://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo

 

| 児玉昌己 | - | 20:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
楽しいアイパッド そして仰げば尊し
  過日、アイパッドが届く。それ自身に驚く。文房具が届いたみたいに、パソコンのように、仰々しいマニュアルつきの箱というものとはまるで異なり、実に簡便な装置で、それ自体が革命的に新鮮だった。
 これでアイフォンをもっている学生諸君と、教室で、たとえば、EUに新規加盟するクロアチアの議会について一緒に調べようと、いえる。
 21世紀ならではの授業が可能となる。
 アイパッドは、ユーチューブの画像音楽が豊富なので、それ自体、実に楽しい。
 この時期は、大学から幼稚園にいたるまで、学校はすべて年度末。仰げば尊し、思い出のアルバムなど聴いて、過ぎ行く年度を惜しんでいる。
 仰げば尊しは1884年(明治17年)に発表された歌で、江戸幕藩体制にみられる士農工商の頂点に立つ門閥主義を打破し、近代国家を形成した明治が安定期に入る頃に出されている。
 さまざまに歌われているが、場面の中で歌われるメロディとしては、1954年松竹映画「24の瞳」(高峰秀子主演)で流されたものが、出色である。
 この歌詞自体は師にたいする感謝の気持ちを歌ったものである。
 寺子屋教育から脱した明治の時代がもたらした近代学校教育は、まさに四民平等の原則に裏打ちされたものであった。
 富裕なものだけが教育を受けることができた差別的、排他的な時代ではなく、貧富に関係なく、学校教育を平等に享受でき、優秀であれば、国家に登用され、あるいは社会に、それぞれに学んだ学識や磨いた匠の技で貢献できる、自由で、平等な日本を形成したのが、明治である。
 実際、人生において、素晴らしい先生に出会えたら、それだけで一生ものである。
 「身を立て、名をあげ、やよ励めよ」、の歌詞は、一部に批判されているという。
 だが、その批判は、この歌の成立の背景にある、近代をもたらした明治という時代とそれが持つ時代を超えた普遍的なエトスに対する無理解を物語り、実に表層的な批判だと思っている。
 学恩を受け、あるいはお世話になった師を、素朴に感謝で想いつつ、努力して、社会に貢献せよ、そして驕らずにさらに精進せよ、ということで、実に真っ当な歌詞であると思っている。
 敗戦後、廃墟の中で、苦しかった時期を
切り開き、今の日本を築いてきた思想こそ、その歌詞が意味すものである。社会自体が元気を失いつつある今、その気概こそ、逆に取り戻す必要がある。
 努力せずして、社会に貢献できることなど、なにひとつありはしないということである。

 参考画像とブログ
仰げば尊し
http://www.youtube.com/watch?v=ihdres4pgoA
思い出のアルバム
http://www.youtube.com/watch?v=DP68_ZaB5BE&feature=related

2010.10.21 Thursday 久々に爽快にしてくれる古森重隆氏の競争論、日経「領空侵犯」インタビュ
http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=2560

 

 

| 児玉昌己 | - | 06:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
庭のすみれを詠む 海鳴庵/児玉

  庭には燦々と春の日が当たり、水仙が元気がいい。目を移せば、スミレソウの藍が可憐だ。

 


 スミレ草 君はゆかしき 藍の花 藍は可憐に 傍に咲きたり
                      海鳴庵/児玉


考ブログ

2012.03.02 Friday 海鳴庵児玉昌己句歌集 2012年前半

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=3074
2010.04.17 Saturday
 新たに構えた仕事場の花を詠む 
http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=2268

| 児玉昌己 | - | 20:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
第1級のグルメスポット唐戸市場(下関)で美味を堪能する
  下関は調布の毛利邸など史跡も多い。関門海峡(旧名馬関海峡)は植民地諸列強の連合艦隊と、ご先祖が仕えた長州藩が本格的な砲撃戦(1863/64年)を交えた地でもある。
 西洋列強の近代兵器の前に結果は散々だったが、観念的攘夷論を体験的に清算し、高杉晋作の功山寺挙兵(1865年)とそれ以降の大活躍で、倒幕維新に向け藩が大変貌し、近代日本の先がけを作ったというその後の教訓にもなった場所だ。
 NHKではさらに歴史をさかのぼる時代の平清盛をやっている。平家の没落も壇ノ浦で決定的となる。そこは、この海峡で最も狭い場所だ。
 その関門海峡を目前にできるのが、唐戸市場。大正期に整備され、昭和8年から現在につながる魚市となっているとのこと。
 先の祝日に所用で山口方面に家族と出かけ、立ち寄った。
 唐戸市場は初めての場所。むしろフグの水揚げで知られる南風泊(はえどまり)市場を知っていただけだ。南風泊市場はフグのセリ専門に唐戸から分離されたという。
 ともあれ、その唐戸。なんと、なんと、安価で、超新鮮、美味。
 関門海峡をもじって「カモンワーフ」と命名して、九州や西日本の各地より多数の顧客を集めているグルメスポットなのである。
 実際、その内容は第1級といってよい。とれたての海の幸がふんだんに、しかも安価で提供されている。
ウニ、イクラのいわゆるゴールデンどんぶりが、千円前後で楽しめる。当地で若い時代に学んだ家人曰く、そのころは、ただの市場だったという。だが、21世紀の唐戸は駐車場も完備され、楽しいグルメスポット。
 ウニやイクラはもとより、アワビにサザエ、マグロのトロ、フグの味噌汁「フク福汁」と合わせれば、最高のA級グルメに早変わりである。市場の中で食してもよし、市場を出て、ダイナミックな関門海峡を目前にして食すもよし。
 大いに堪能して、幸せな気分で久留米に戻った次第だ。
 そういえば、今日は、社長と懇意にさせて頂いている関係で、三井の寿 (福岡県三井郡大刀洗町)の蔵開きに、精米業を営む友人で、同志社人のT君と出かけることにしている。
 人生の喜びは、人さまのお役にたつ充実した仕事と、その後の、食とお酒。豊富で新鮮な食材に恵まれた地方ならではの楽しみである。実に、嬉しいことである

参考ブログ
| 児玉昌己 | - | 10:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
卒業式に講演会に 年度も大詰め
  日付も変わったが、今日は卒業式だった。この時期、大学は多く卒業式だろう。新入生として高校出たての若者が入学し、そして4年のサイクルが終わる日だ。
 この日を無事迎えられた学生諸君はもとより、保護者もさすがにホッとされていることだろう。
 祝賀会では、学生たちと写真をとる。社会に巣立つ学生に、幸多かれと望むばかりだ。
 祝賀会も早々に、3時半からは、大家重夫(おおいえしげお)名誉教授による「日本の著作権法とヨーロッパの法」というタイトルで、講演の司会。雨の中を西鉄で天神に向かう。
 熱心な受講者とエルガーラに会場を移した今年度最後の講演会を拝聴。時代をリードした福沢の見識を改めて思った次第だ。
 それにしても、著作権、今インターネット社会でこそ最も重要なものとなっている。財産権としてとらえる思想は、外国の書籍の翻訳の関係では、日本では150年前に福沢に意識されていた。
  ともあれ、講演は無事終了し、先生と、なじみの皆さん数名とで、中州を少し冷やかし、春の雨の中、帰宅した。
 なにはともあれ、学年末である。

大家教授について関連ブログ



 
 
| 児玉昌己 | - | 00:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
久留米大学比較文化研究所欧州部会 2011年度第5回講演会 お知らせ

 

 

 演題 「日本著作権法とヨーロッパの法」

 講師 大家重夫久留米大学名誉教授   

 略歴 大家重夫(おおいえしげお)1934年生まれ。小倉高校、京都大学 法学部を経て、文部省入省、文化庁宗務課長等を歴任。1998年久留米大学教授就任、法学部長等、法学部特任教授を経て、現在、久留米大学名誉教授。及び公立大学法人九州歯科大学理事、公益社団法人国際日本語普及協会理事、特定非営利活動法人日本肖像権協会理事
  

著作 「タイプフエイスの法的保護と著作権」成文堂、2000年。改訂版 ニッポン著作権物語」青山社、1999年。「著作権を確立した人々2版」成文堂、2003年。唱歌『コヒノボリ』『チューリップ』と著作権」全音楽譜出版社、2004年

 

会場 久留米大学福岡サテライト教室 (中央区天神1-4-2 エルガーラホール
   階
)地図はこちら
日時 平成24年3月23日(金) 15時30分 〜17時30分(含む質疑
   応答)

受付 先着順 80名 無料

 注意
 なお、本学卒業式のため、時間を30分従来より繰り下げています。また3月の講演会は場所が、アクロスからエルガーラに移動しております。ご注意ください。国体道路側オフィス入口より入場のこと

久留米大学比較文化研究所は以下
http://www.mii.kurume-u.ac.jp/hikakubunka/

| 児玉昌己 | - | 13:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
日経紙 我が母校の欧州大学院大学(College of Europe)をカバーする

   東京出張中、日経の瀬能繁記者が母校の欧州大学院大学を記事にしていたことを帰宅して知る。以下がそれだ。
 欧州エリート養成、収穫期 欧州大学院大設立60年、EU首脳級輩出 日本経済新聞2012/3/18付 朝刊

 私が学んで30年余になるが、その記事見出しが言うように、まさに収穫期である。
 欧州大学院大学は欧州統合に貢献した人物の名前を学年名に冠する。レオナルド・ダビンチ学年やモーツアルト学年、ウインストン・チャーチル学年の学生らは、知らぬものがない故に幸せだ。私の学年ジャン・レイ学年。こればかりは学生が選べない。

 私の学年は欧州委員長を務めた当地では知られたベルギーの政治家だが、世界的には無名に近い。
 それでもこの学年卒業生は学問の世界で秀でている。
 シティ・ユニバーシティ・ロンドン教授、パリ政治学院教授、欧州司法裁判所の判事などなど、活躍している。キース、クリスチャン、マルクなどファーストネームで今も呼びあっている。
 彼らの多くは、当時1学年で150名足らずで、同じ釜の飯を食べ、机を並べた無名の頃から知っている。
 彼らがそれぞれの分野で精進を重ね、出世し、おかげで私も、その余慶、余得にあずかることができる。

 

 オックスフォードやパリ政治学院などがわが国では有名である。これに対して欧州大学院大学は戦後設立された欧州統合専門の大学院である。

 それがゆえに、数百年の歴史を持つ上記の名門校と比較すると、日本では無名に近い。
 だが、欧州のエリート学生は、上記の名門校を経て、ブルージュにあるこの大学院で、徹底してEUと欧州統合を学ぶ。

 わが国では、創設者の1人でもあるブルフマンス先生と懇意であったわが師、故金丸輝男先生が学ばれた。

 日本EU学会理事長や、同志社大学法学部長を歴任された金丸教授の命で、留学した。そしてそれから四半世紀をはるかに超えた。
 その後、8年前のことだが、在外研究でもブルージュの欧州大学院大学を選んだ。それは母校だったということもある。学んだ学生が大学でEUを講じる立場となり、在外研究で再びその地を踏んだことで、歓迎して頂いた。
 学んだ母校がわが国で知られるのは、素朴に嬉しいことだ。
 特に格差社会の米国への偏重というべき政治(観)シフトが著しい昨今である。
 米国といえば、剥き出しの金融資本主義と社会的な格差を生む極端な自由主義の国家であり、他方、欧州は、社民主義の歴史を誇る政治と政治学の先進地である。
 欧州の政治研究は、米国の金融資本主義の思想を「割る」ことができる。  
 米国は、自由主義陣営という漠たる括りではわが国と共通するとはいえ、わが国との歴史、文化、社会の成り立ちにおいては、相似性に乏しい。
 わが国では、特に、小泉以降、対米一辺倒というべき思潮状況があり、それとバランスをとるためにも、欧州はもっと学ばれるべきだと思っている。
 だからこそ、素朴に瀬能繁の記事は嬉しいことである。
 記事によれば、遺憾ながら、現在のところ、韓国や中国の在校生がいても、日本人学生はいないという。チャレンジに値する留学先だ。もっと出て学んでほしいと思っている。
 なお6年前に、脇阪紀行現朝日新聞論説委員がブリュッセル支局長の時代に欧州大学院大学を取材して、ちょうど在外研究でその時期、ブルージュの母校に戻っていた私がそれに協力し、今の知遇、交流を得ている。
 その記事「欧州人」国超え育つ. 2005.02.15 朝日新聞朝刊はその後、大きく掲載され、「大欧州の時代」(岩波新書2006年)として収録されている。

 

参考記事

 欧州エリート養成、収穫期 欧州大学院大設立60年、EU首脳級輩出 日本経済新聞2012/3/18付 朝刊
http://www.nikkei.com/access/article/g%3D96959996938

19695E2E5E2E6E08DE3E2E2E1E0E2E3E09180EAE2E2E2 
朝日、「欧州人」国超え育つ20050215日脇阪紀行

http://blog.goo.ne.jp/maxikon2006/e/73e31fd15dd8932cc9a

18df7455f20c3
参考ブログ

欧州大学院大学留学記(PDF)

2006.04.03 Monday 新刊紹介 脇坂紀行「大欧州の時代」岩波新書

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=42

2011.01.20 Thursday 2010-11年度メルケルドイツ首相の欧州大学院大学開講式典演説

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=2651

2010.11.11 Thursday 母校、欧州大学院大学(College of Europe)在外研究からもう5年

http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=2589

 

| 児玉昌己 | - | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
久しぶりの東京
  忙しくて、上京する暇もなかったが、ようやく時間を見て、上京。雨の東京だ。
 予定していた仕事の後は、夜は、どこにでることもなく、品川の定宿にいる。ホテルでも、持参している欧州議会選挙法に関する大学院の年報掲載用の論文のゲラの校正をしている。
 夕刻は、就活入りしている子供と食事しながら、あれこれその模様を聞く。
 就活はいつの時代にも若者にとって、社会人になる関門。入試での苦労など過去のものとなり、新4年生となる子供を持つ多くの家庭が一喜一憂していることだろう。我が家もそのなかにいる。
 明治期に資本主義が定着し、産業が勃興し、企業が整備され、大学生の採用が始まって100年あまり。
 いつの時代にも若者にとって厳しい試練が待ち受けてきた。それが就活である。社会人となる人生の関門を、無事クリアすることを祈念する次第だ。
 
 
| 児玉昌己 | - | 23:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
ヤフーの翻訳機能の向上に目を見張る
  機械翻訳は、仕事柄関心を持っているが、先ごろ、グーグルとヤフーの翻訳エンジンのレベルを比べてみた。
 ヤフーの圧勝だ。簡単な日本語を英語フランス語に訳させた。仏語については、パリ政治学院のクリスチャンにも見せたが、驚いていた。
 翻訳のバリエーションも、日中英韓国語だけでなく、実に豊富だ。友人の大分大学准教授スティーブンにもサイトを、請われて送る。
 皆さんも一度試してみられては。支援ソフトと考えれば、そして自分で訂正する能力のあるものからすれば、実にうれしくなる機能だ。しかも無料。一見の価値あり。以下がそれだ。
http://honyaku.yahoo.co.jp/


| 児玉昌己 | - | 01:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
紅梅とその美を競う水仙を詠む 海鳴庵

番の歌詞にある角ぐむという表現については、2月に我が家の水仙の芽吹きで詠んだ。2早春賦

それから1カ月後、紅梅と見事にその美を競う水仙を詠む

 

 

 

 

 気高きは 黄色き花の 水仙よ 大地を割りて 君は現れ 

                      海鳴庵/児玉



 水仙の 角ぐむ庭に 冬を削ぐ その息吹こそ 嬉しかりけり
                      

参考ブログ
2012.02.11 Saturday
 早春賦 「角/ぐむ」水仙を詠む 海鳴庵/児玉


http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=3073

 

 

| 児玉昌己 | - | 23:38 | comments(0) | - |

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