2015.11.30 Monday
追悼 水木しげる先生 鬼太郎と 昼寝したきや グーグーと
水木先生は人生の師の一人だった。NHKのラジオ講座(2011.1-3)の歴史再発見シリーズの「EUヨーロッパ統合の政治史」テキストは先生の奥様の自叙伝をテレビ化した「ゲゲゲの女房」と、生きものがかりによるそのテーマソング「ありがとう」を聴きながら、前年の夏、必死で書いていたのだ。
先生が戦争で片手を失い一本で、あの作品群を書き上げていたことを知ったのは、その頃のことだった。 限られた締め切りまでの期間で、両手の有る健常者は、先生の爪の垢でも煎じて、精進、努力せねばと、時に折れそうな心を奮い起こしていた。それはまさに先生を意識してのことだった。 日本の妖怪世界を身近にさせ、愚昧な戦争指導の結果としての先の大戦の大惨禍や、戦争というものの悲劇、非人間的性格の意味を教えてくれたのは水木先生であった。 その意味で、先生はまさに師であり、子供たちの友達であったのだと思う。 個人的には父より2歳下、母より1つ上の大正11年生、享年93、ご長寿を全うされ、永眠された。誠にありがとうございました。 そしてお疲れさまでした。 2013.03.26 水ありて 緑豊かに 深大寺 鬼太郎刻む 時も流れり 2010.08.06 鬼太郎と 昼寝したきや グーグーと 参考ブログ 2013.03.26 Tuesday 深大寺訪問 鬼太郎を詠む 海鳴庵児玉 http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=3428 2010.09.25 Saturdayゲゲゲの女房最終回 ダンダン(ありがとう) 上下 http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=2524 http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=2525 2010.08.10 Tuesday 夏枯れの日々 水木先生の妖怪「イソガシ」ジュニアにとり憑かれる http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=2475 2010.05.23 Sunday 土曜日の朝 庭の花とNHKの「ゲゲゲの女房」 http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=2357 2010.08.06 Friday 鬼太郎と 昼寝したきや グーグーと 海鳴庵/児玉 http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=2472
|