2015.12.31 Thursday
海鳴庵児玉昌己句歌集2015年後半
2015.12.31 年越しと新年を迎えるあれこれの出費。カネは天下の回り物。世俗的で恐縮だが、今年の最後にそれを詠む。
大晦日 大枚出でて 今日こそは 明日の門出の 祝いとしたり モーニング 婚礼服に 身を包み 晴れやかなりし わが子出立(しゅったつ)
2015.11.29 Sunday 墓参のとき 山茶花と白菊 それを詠む 墓石に 活けし白菊 楚々たりて 刻む家史(れきし)に 寄り添いて咲く
山茶花の 花を散らした 墓石は 父母の面影 刻みて立てり
2015.11.28 Saturday カササギの子 それを詠む かささぎの 小鳥は堂々 降り立ちて 細き足(あんよ)で 路地をお散歩 2015.11.07 Saturday 秋の深まり それを詠む リフォームの軽快な音を聴きつつ、秋の庭を楽しむ
ツワブキの 黄色 来たりて 潤うも 地の鳥去れり 花ホトトギス 2015.11.01 Sunday 霜月入り 朝のウォーキングを詠む 海鳴庵児玉 早朝、ウォーキング。深色ずく街、家並みの雰囲気を味わえる
霜月の 頬打つ風の ウォーキング 色も移ろう 樹木(き)も人も
2015.10.14 Wednesday 九州で 初冠雪の 富士想う テレビでは初冠雪の富士の知らせ 朝7時の気温は10度。九州にも秋
富士や富士 初冠雪の 富士の報 白きその雪 この地にも来る 2015.09.19 Saturday 連休入り一息。夕刻ウォーキング 空と大地の二首詠む
2015.09.18 Friday 内外騒乱の中にも移ろう季節 それを詠む わが庭に トンボに蝶々 遊びおり 難民安保 しばし忘れし
2015.09.09 Wednesday 庭には久しぶりに赤トンボ それを詠む 赤とんぼ お庭でツイン ダンスして 上下戯(たわむ)れ この季節(とき)なれば
2015.09.01 Tuesday いつの間にか夜長月 それを詠む
夜長月 季節は変わり この月に 求め生かされ たどり着きたり
2015.08.25 Tuesday 台風直撃の北部九州 台風襲来を詠む ぺトボトル 君の住処(すみか)は 冷蔵庫 出撃待って ギンギン冷冷 2015.08.03 Monday 外海(そとめ)の海のサンセット 古代より 外海(そとめ)の沖は 神御座(おわ)し 沈む陽燃ゆる 黄金橋(はし)架け賜(たま)い
2015.07.29 Wednesday 生命守る月を知り 其れを詠む
2015.07.26 Sunday 遅れている梅雨明け それを詠む 関東や関西、四国では梅雨が明けているというのに、北部九州はまだ 気象予報とは無関係にもうセミが鳴いている 梅雨明けを 気にする吾の 愚かしや 文月暮れて 蝉の声満つ
2015.07.19 Sunday 書斎を離れ 海にでる それを詠む 梅雨明けも間近の三連休初日 海が見たくて、午後書斎を離れて、埴生、長門青海島に愛車を走らせる 台風の 去りて煌(きら)めく 埴生(はぶ)の海 青海(おうみ)島 うねりも濃ゆき 波がしら 岩礁屹立(きつりつ) 人を退け 2015.07.10 Friday 大地を焦がす夕焼けを詠む 梅雨の合間は猛暑 太陽は大地を真っ赤に染めて今日の生を燃やし尽す
梅雨なれど 暮れゆく空は 燃える赤 地平焦がして 今日を去りゆく 海鳴庵参考句歌 2015.06.30 Tuesday海鳴庵児玉昌己句歌集2015年前半 http://masami-kodama.jugem.jp/?eid=3802 |